二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂 (何でも) ( No.30 )
- 日時: 2010/06/03 09:59
- 名前: スケさん (ID: I0Z91nOZ)
第八訓 SとSは意外と仲がいい
S…それは、人をいたぶるために生まれた存在
S…それは、ガラスのハートを持つ存在
S…それは、意外とS同士が仲がいい存在
それでは、S物語スタート。
★★★
「んでっここに罠を仕掛けて……後はマヨネーズにでも、下剤を入れて…よし!明日が楽しみでさァ。」
真選組屯所の中で怪しげな策を練っていたのは、サド王子然り、ドS王子然りの沖田総悟である。
今回のドSトラップは、どのように土方を苦しめるのか?
それは明日の朝に始まる。
作業が終わった沖田は、自室に戻った。
その中では、沖田に呼ばれたSの戦士達が準備をしていた。
「すいやせん、皆様方。罠を仕掛けるのに手間を取ってしやいやした…。」
沖田が戦士達に話しかけると、戦士達は和やかに返事をした。
「気にすんなや、俺たちもちょうど準備をしてたんだからよー。」
「そうよ。私達は仲間なんだから遠慮しないで。」
「これ終わったらバイト料でる?」
「何で僕までこんな事してるんだろう。」
「隊長〜〜〜!俺のミントン返してくださいよ〜。」
返事を聞いた沖田は、少し涙を浮かべていた。
「みんな………ありがとう。俺ァこんなにも頼もしい仲間がいる事に、涙がでてきやす。」
沖田は涙を拭き、S戦士達に作戦を説明した。
「みんな!明日はいよいよ作戦決行の日である!!これからの作戦において、大事なのはチームワークだ!」
そう言った沖田は、どこから出したのか分からないホワイトボードに作戦内容をススッと書いていく。
「まずA地点には、コードネーム『糖分王』に配置してもらう…いけるか?糖分王?」
「サー!イエッサー!」
「よし!次…B地点。そうだな…ここは………コードネーム『スーパージミ』にやってもらおうか…やれるな?スーパージミ?」
「あの…もうちょっとマシなコードネームつけて———」
「ハイ次ーどんどん行くよー。」
話を無視されるスーパージミ。
そして………他のS戦士達の地点も決まった。
C地点———コードネーム『S女(糖分王の前ではM)』
D地点———コードネーム『MDO(Sとう言うかM)』
E地点———コードネーム『眼鏡(ツッコミだけしかできないというのが難点)』
「———以上が他のメンバーの地点だ!覚え———」
「ちょっと待てーーーーー!!!」
いきなりツッコミをいれたのは、コードネーム『眼鏡』であった。
「沖田さん!このコードネームは何なんですか!?」
「何って?今回、メンバーの名前が出せないから俺が勝手に付けたネームでさァ?」
何かおかしなとこでもありやしたか?
という顔で『眼鏡』を見る沖田。
「大ありだわーーー!」
間を置く『眼鏡』
「そもそも、何で僕達を呼んだんですか?別に呼ばなくても沖田さん、一人でもできるでしょう?」
理由を聞かれた沖田は、すぐに答えた。
「そりゃあー多い方が、土方を罠にはめる回数が増えるからでさァ。」
まだまだ言う、サド王子。
「後、罠にはめられた時のあの顔……見ているだけで笑いが止まらねェ———」
次々に、沖田のS思考が覚醒してしまい、止まらなくなってしまった。
その時、声と共に襖が開いた。
———ッスパーーーン!
「うるせェ!今何時だと思ってやがる!切腹させるぞ!!」
声の正体は、罠にはめるはずの土方十四郎だった。
「んっ?おめーら何でここにいやがる?総悟、お前に関しては何か震えてねーか?」
土方…土方………土方ァァァァァァ!!!!
ぎゃあああああああ!?
★★★
何があったのか、原因は未だ解明されていない。
あの日の朝…土方がケチャップまみれにされて、真選組屯所庭でキリストみたいに吊るされている所を発見された。
救出した後、すぐにケチャップを洗った。
目を覚ました土方は、『何も覚えていない』と発言した。
土方の他にも、漬物のように甘いもの漬けにされた人
ミントンの羽で、北斗七星を体に刻まれた人
無職にされた人
縄で縛られてるのに喜んでいる人
眼鏡に改造された人
全員が『覚えていない』と発言した。
その後も、捜査はしたものの何も発見出来ずにこの奇妙な事件は迷宮入りとなった。
★★★
〜数週間後〜
「ったく!何で俺が蔵の掃除をしなくちゃならないんだ?この仕事の担当山崎なのに………。」
隊士の一人が愚痴をこぼしながら蔵を掃除していたら奥のほうにぶ厚い本を見つけた。
「んっ?何だこれ?てかっ重!」
中身をめくる。
—パラッパラッパラッ
「まっ!まさか!」
その時、後ろから声が聞こえた。
「ミ・タ・ナ——————」
うわあああああああ!?
完