二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 未来への贈り物 【リボーン】 ( No.38 )
日時: 2010/05/05 18:43
名前: 切り裂き王子 ◆65Zbaor.k6 (ID: JFNl/3aH)

第三十一話 裏切り


白蘭「うん♪彼らがボクが新世界を創るためにえらんだ
真のマーレリング保持者にして
ボクの本当の守護者だよ♪」

ツナ「そんな・・・

じゃあ今までのは・・・」

正一「誰なんですか!?
そんな事聞いてないぞ!ボクの知らない人間がミルフィオーレにいるなんて!!」

白蘭「正チャンに仕事増やすとメンドくさいからね」

正一「・・・・」

白蘭「僕はこう考えたんだ
ただ腕っぷしの強い人間を選んでもたかがしれてる
なぜならリングの力の要はより強い覚悟だからね

そこで強い上に常人離れした覚悟を持った人間をマフィアといわず世界中から探し回ったんだ

しかもその「覚悟」が僕への「忠誠」になりうる人間をね」


白蘭「世界は広いよねー
おかげで彼らと会えたよ」

白蘭がそういうとモニターに赤毛の男が映る

白蘭「例えば彼は・・・
大自然のに恵まれた大変美しい故郷の出身なんだけど
「覚悟を見せてくれないか?」って言ったとたん」

モニターが切り換えられる

ドオオオオオオ

白蘭「故郷を捨ててくれたよ」

モニターには美しかった景色がマグマなどによって形をなくした様子になっていた

ツナ「なにこれ!?」

モニターを見たツナが声を上げる

リボ「まるで地獄絵図だな」

獄寺「こんなことが・・・」

白蘭「怖いよねー
ここまでアッという間だよ
まさか僕への忠誠を示すために生まれ育った木も山も村も村人も全部消してくるとは思わないじゃん」

ツナ【・・・!!

そんな・・・
メチャクチャだ・・・】

獄寺「!?噴出したマグマの中になんか居るぞ!!」

白蘭は笑みを見せる

獄寺がモニターを見るとマグマの中にさっきの赤毛の男がマグマの中に入っているのが分かる

「奴だ!!」

ツナ「口笛吹いてる!!」

正一「マ、マグマの風呂に入っているというか!!」

草壁「ありえない・・・」

獄寺「つか人間じゃねえ!!」

白蘭はニコニコしながら言う

白蘭「フフフ
真6弔花の異常な戦闘能力もこれでわかったかな?
更に彼らには1人に付き500名の部下と
選りすぐりのAランク兵士を100名与えているからね」

スパナ「Aランクが100人!?
Aランクは今まで6弔花6人しかいなかったはずだ・・・」

ツナ【なに・・?
何なんだ?】

ツナは混乱した

白蘭「僕らを倒したら今度こそ君たちの勝利だ
ミルフィオーレはボンゴレに前全面克服するよ」

正一「白蘭サン!!
力比べって一体何を企んでいるんですか!!」

正一は白蘭に向かって怒鳴った

白蘭「昔正チャンとよくやった”チョイス”って遊び覚えているかい?」

白蘭は何食わぬ顔で言った

正一「!!」

ツナ・獄寺「?」

白蘭「あれを現実にやるんだよ♪」

正一「!?」
正一【現実に・・・・?】

ツナには正一の顔色が変わるのが分かった

白蘭「詳しいことは10日後に発表するから楽しみにしていてね♪
それまで一切手は出さないからのんびり休むといい」

リボ「無茶言うな
あんな怪物見せられてのんびりできるわけねーだろ」

白蘭「お、きみはアルコバレーノ、リボーン!!

う〜んもっと話したいな〜
でも君達はもう逃げないととね」

リボ「?」

白蘭「君達の居るメローネ基地はもうすぐ消えるからさ」

「!?」
ツナ「消える?」

白蘭「正しくは基地に仕込まれた超炎リング転送システムによっての移動だけどね」

スパナ「!

リングの炎を使ったテレポーテーションシステム・・・?

完成・・・・してたのか?」

スパナは白蘭に聞く

白蘭「まだこの規模の物体じゃなきゃ無理なんだけどね
すさまじいエネルギーと時間がかかるから一生に一度見られるかどうかだよ

楽しみだね10日後♪」

白蘭はそういうと去っていた
フッ
「!!」

コオオオオオ

獄寺「な!一体どうなっているんだ!!」

正一「テレポーテーションだ!!

この基地はどこかに飛ばされる!!」

ツナ「どうすればいいの!?」

ツナは慌てながらも正一に聞く

正一「慌てないで!何かにつかまってくれ!」

ツナ「なにかって・・・!!」

正一「時間だ。間に合ってくれ!!」

正一は時計を見ながらつぶやく

キュオオオオオ

カッ!!

ザアアアアッ!!

ガラガラ

ツナ「いつつっ・・」

クロ「・・・っ・・・」

獄寺「うっ・・・
大丈夫ですか10代目!!」

獄寺は立ち上がりツナに声をかける

ツナ「う・・うん・・・」

草壁「どうやらまだ並盛の地下にいます・・」

ツナ「!!」

ツナは驚いた

ツナ「メローネ基地が消えた!!」

ツナ見た先には崖だった

草壁「こんなことが・・・」

ツナ「本当にテレポーテーションなんて・・・
でもなんでオレ達は残れたんだろう?」

正一「彼が晴れのボンゴレリングと共にきたからさ」

了平「極限にここは何処だ!!」

どんっ

ツナ「10年前のお兄さん!!」

正一「僕らが移動しなかったのはボンゴレリングがすべてそろったから
7つのリングがそろって結界ができて我々と装置は守られたんだ」

ツナ「お兄さん!!」

ツナは了平にかけよった

了平「生きてたか!沢田!
お前達も行方不明で心配しとっ・・・

ツナ「しぃ!!」
了平「?」

獄寺「後で説明してやるから静かにしていろ!!」

草壁「6弔花より上がいるとはこの戦力でどう戦えば・・・」

山本「そりゃやるっきゃないっスよ」

山本が草壁に言う

ツナ「や・・山本!!いつから!?」

獄寺「ってく心配かけやがって」

スパナ「でも無謀な戦いだ
ミルフィオーレの戦力にかなうはずがない」

スパナは獄寺に言った
獄寺「なんだとてめぇ!!」

リボ「スパナの言うことは間違っていないぞ」

リボーンが尽かさず言う

獄寺「リボーンさん・・」
 
ツナ「たしかに・・・・」

ツナと獄寺が肩を落とす

正一「いや!できるさ!!」

正一がツナたちに言う

正一「成長した君達は奴らと渡り合えるさ!
僕だって君達をただイジメてきた訳じゃない!
君達を鍛えることはこの新たな戦力を解き放つことでもあったんだ!
君達の成長なくしては使いこなせない新たな力
今こそ託そう」

正一がそういうと装置にボタンを押す
装置の中心が開く

正一「この時代のボンゴレのボスからの贈り物だ心して受け取ってくれ」

ドシュッ

正一が言った瞬間ツナたちに向かってボンゴレ匣が飛んできた