二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 俺はマフィアの11代目っ? ( No.64 )
日時: 2010/05/06 17:01
名前: 瑠璃 (ID: 6aNk3HTl)

  *+第五章*+
 
「この、公式は・・・・・」
先生の指導を、夜琉はどうせもいいような目つきで見つめた。

(このごろ・・、俺におかしなことがかなり降り注いでくる・・。)
そう、落ち込んでいると、

「水無月、おまえ、これを解いてみろ!」
「・・・・・あ」
先生に当てられてしまった。

「・・・・Bの85だ。」
「!」
どこからか、紙飛行機が飛んできた。
それには、答えが書いてあったのだった

「・・・・・Bの85。」
「正解だ。おまえにしては、よくやったな、水無月。」

  ガタンッ・・
夜琉は椅子に座ると、すぐに梨瀬琉の方を向いた。
すると、梨瀬琉もこっちを向いていた。
「ありがとう」
そう、小声で夜琉は言った。


 __昼休み__

「あ・・・無い。」
バッグの中を捜したが、どこにもない。

「・・・横笛が・・・無いっ!!」
「何を探しているんだ・・?」
声をかけてきたのは梨瀬琉。

「・・・俺の・・横笛・・・っ!」
そう、一言呟き、夜琉はある教室まで走って行った。
「・・・?何なんだ・・・・?」
そのあとを、なんとなく梨瀬琉はついて行った。

  タッ、タッ、タッ・・・

(朝、あの2人とぶつかったときに落したんだ・・!
早く行かないと・・!!)
そんな、必死な思いで廊下を走っていた夜琉は・・

  ドンッッ!!

「うわっっ!!」
誰かにぶつかってしまった。
「君・・、ちゃんと前向いて歩きなよ。」
目の前に現れたのは・・綾月鈴瀬。

「・・・・あんたも、周りに気を付けなよ。」
夜琉も、負けじと言い返す。
 
  パタン・・ッ

鈴瀬は、読んでいた本と閉じ、夜琉に冷たい目線を向けた。
「君、殺されたくなかったら素直に誤りなよ。」
「・・・・そっちこそ、誤ってよ。」
どちらも引かない言い争い。
このまま、喧嘩になるかと思った時、

『おい、校内では喧嘩は禁止だぞ』
きき覚えのある声が聞こえた。

「・・・リボーン。」
『おまえの探し物は・・これだな』

リボーンは、横笛を夜琉に渡した。
「あ・・・、よかった・・・」