二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 鋼の錬金術師 —消えない嘘—  オリキャラ募集中! ( No.81 )
日時: 2010/06/02 20:35
名前: ちー ◆m6M0e7LQrQ (ID: DjVjPc1U)

    番外編  goodby boy

 あれは、まだ私がエド達に出会う前の物語。
    私はその日も、1人でいた。

「……また、避けられちゃった……」

 私はその当時8歳で、心もまだ、その環境に慣れていなかった。
 避けられるなんて、心が痛むばかりだったから。

「……退屈だなぁ」

「何で、退屈なの?」

 私の後ろから、声が聞こえてきた。ゆっくりとふり向くと、男の子がいた。青い髪をした少年。優しそうな、黄色の目。

「……だって、皆、私の事避けるから……」

「そうなの? じゃあ、一緒に遊ぼうよ! 僕、今日しかここにいないんだ。お母さんの用事で来ただけだから」

「……うんっ! 遊ぼうっ!」

 私は笑顔で、その男の子と遊んだ。その時間は幸せで、私が今までに体験したことのない時間だった。
 ずっと、一緒に居たいな。本気でそう思った。

   ……でも。

「あ、もう時間だ……。もう帰るね。今日はありがとう! とっても楽しかったよ!」

「うん! こちらこそ!」

 私は、去って行く男の子に向かって大きく手を振り続けた。
 そしてその時になって気がついた。

「名前聞くの……忘れちゃってた……」

 私は自分の気持ちが沈んでいくのが分かった。だけど、すぐに顔をあげた。

「さようなら、男の子……」

    ○あとがき○

いや〜。ちょっと息抜きに描いてみました^^*

別に、ネタ切れしたとかじゃないですからねっ!

それでは!