二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 白悪鬼と黒悪鬼が降臨した【銀魂】 第一回アンケ実施中! ( No.259 )
- 日時: 2010/10/03 10:03
- 名前: 柚莉(●>ω<●) ◆K5Psnlr5tM (ID: EfKicuSN)
- 参照: http://id34.fm-p.jp/161/id2772/
*第十九訓 人をあまりに困らしたら人格が変わるときがある 後編
「銀時、神楽、新八」
いつもは綺麗な凛とした杏里の声が今では低くどす黒い声だった。
「「「はいぃぃぃぃ(ネ)!!」」」
当然呼ばれた三人は思い切り声があがってしまっていた。
「あのね、今から杏奈を探しに行くんだけど・・・、」
と、一旦言葉が切れた。
言葉は優しい感じだがオーラも顔も変わっていない。
「一緒に探してもらってもいい・・・?」
有無を言わせないオーラ+とびっきりの笑顔。
笑顔の割にはオーラに威圧が掛かっているが。
声に重みがある。ずっしりと。
当然万事屋メンバー三人は笑顔で、
「はいっ!喜んで一緒に探させていただきます(ネ)!!」
が、笑顔は引きつっており三人とも顔がやばいのは置いといて、ね。
三里は三人が一緒に杏奈を探してくれるといったのでちょっとだけ、本当にちょーっとだけ、顔が優しくなった。
オーラも漆黒の黒色から、漆黒は変わらないが、黒色がちょっと薄くなった。
「では、行きましょう───・・」
“行きましょうか”といおうとした時、
ガラッ───・・・。
「ただいっま〜」
「ただいまですぅ」
と、玄関が空いたと思うと笑顔の杏奈と咲が帰ってきた。
杏奈の声を聞いたとたん杏里の顔があの、美しい顔に変わり、オーラも、元道理になり、
「杏奈ーーーーーーーーっっ!!!!!!!」
声も凛とした美しい声に戻った。
杏奈ーと叫びながら杏奈のほうに全走力で向かい、杏奈に抱きついた。
「もう、杏奈ー。すっごく心配したんだよ?」
いつもの杏里とは思えない甘えた声を出し、抱きついている。
シスコン全開だ。
杏奈はいきなり杏里が抱きついてきたからちょっとびっくりしたけど、
「うん、ごめんね?」
と、言い素直に謝り、杏里の頭をなでていた。
その光景は姉妹と言うより家族みたいだ。
杏里が元に戻ったのを見て万事屋メンバー三人はやっと開放されたと想っていた。
「はぁ、疲れたですね」
と、小声で新八。
「こ・・怖かったネ・・・」
と、小声で神楽。
「はぁ、全く毎回毎回杏里のシスコンは凄いぜ」
と、小声で銀時。
一難さってまた一難と言う言葉があるように、万事屋メンバーに一難さっていったが、また一難がすぐそこまで迫ろうとしてた。