二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 白悪鬼と黒悪鬼が降臨した【銀魂】 真撰組殺乱編&アンケup ( No.312 )
日時: 2010/11/18 20:20
名前: 柚莉(●>ω<●) ◆K5Psnlr5tM (ID: EfKicuSN)
参照: http://id34.fm-p.jp/161/id2772/

*短編 柊杏奈の日常 〜朝編〜

私の朝はいつも早い。
いつも太陽の日が昇ったとほぼ同時に起き、朝ご飯の支度をする。

隣を見ると杏里はまだ眠っているみたいだ。

そーっと、自分の寝てる部屋を開け台所に行く。

まだ、みんな寝てるみたいだなぁ♪
まだ、朝は早いからね。
みんなを起こさないようにしないと、ね。

まず、台所に行くと冷蔵庫を開け食材をチェックする。

野菜の方は小松菜、ほうれん草があるなー。
他には、魚もあるし、豆腐などもあるなー。

よし、決めた。
今日はシンプルだけどご飯と味噌汁。
後、小松菜のおひたしと焼き魚。
ほうれん草は味噌汁にいれよーっと。



時間は過ぎあっという間にご飯を作った杏奈はみんなを起こす為にみんなの部屋を回っていた。

最初は杏里の部屋。
正確に言うと杏奈と杏里の部屋だが。

スパーン。

私は勢い良く襖を開けた。

「グッドモーニング!」

大きな声で言ったが杏里はもぞもぞと動いただけでまだ眠っているようだ。

「グッドモーニング!!はら、起きて杏里!朝だよー」

私は杏里が寝てるところまでかけより体をゆすった。

「・・・・・うーん・・・」

なかなか起きないなぁ、杏里。
よーし、こうなったら・・・!

「あーさですよっ!」

私は杏里のみ耳元で大きな声で言った。

「ほへわ・・・!?」

杏里は見事に変な叫び声とともに布団から飛び起きた。

「おはよう、杏里ー。朝ご飯あるから、先に食べてても良いよー。私は他の三人を起こさないといけないからねー」
「おは・・・よ・・・うあ・・・ん・・・・・・な。う・・・ん、分・・・った先・・・・に食べ・・ずに待っとく・・・」

杏里はまだ寝ぼけているのか、途切れ途切れに言った。

「分った。じゃぁ、私は三人を起こしてくるねー」

と言い私は部屋から出て行った。

ああ見えても、杏里は朝は相当弱い。
だけど、ああいう杏里は相当可愛い・・・!
くーぅ、抱きしめたかった・・・!

私はそんな名残惜しさとともに神楽ちゃんと咲ちゃんが寝てる押し入れへ向かった。



スパーン。

そんな綺麗な音とともに神楽ちゃんが寝ている押入れの襖を開けた。

「かーぐらちゃん。おっはよーうさーん♪」

私は寝ている神楽ちゃんに言った。
だけど、無反応。
ちょっと悲しいかも・・・。

でも、まだまだ手があるのさ・・・!

私は絶対この一言を言ったら起きるなと確信を得て、

「神楽ちゃん、早くしないと朝ご飯無くなっちゃうよ?」
「マジでか!?其れは嫌アル!!」

私が其の言葉を言ったと同時に神楽ちゃんが飛び起きた。
うん、やっぱりこの言葉を言うと起きるな。

「はい、おはよー。朝ご飯はみんなと食べる?それとも先に食べる?」
「待っとくアルヨ」
「おっけー。あ、悪いんだけど咲ちゃん起こしてもらってもいい?」
「任せとくネ!」

私は神楽ちゃんに咲ちゃんをまかせまだ起きていない銀時の部屋へと向かった。



スパーン。
これまた見事に綺麗な音で襖が開いた。
案の定銀時は寝ていた。

「ぎーんときー。朝ですよー」

私が大きな声で言うと、う゛ー、と言った銀時。

「ほら、おきてよー」

私は銀時の体をゆすった。
ん、と言う反応はあるが起きる気配は全くなし。

どうしましょうかぁー、と考えていた矢先、

グイッ。

私は突然何者かに腕を引っ張られた。
だが、犯人はすぐわかった。

「Σ!?銀時・・・!?」

腕を引っ張った犯人—銀時は私を引っ張った事に気付かないようで、うーん、と言っている。

やばいよ・・・!!

そう思うのも無理はない。
今の私の状況は銀時と密着している状態なんだから。

私は恥ずかしさから顔が林檎みたいにボンッと赤くなってしまった。

だけど、こう思う自分もいた。

何かこの腕暖かいな・・・。
抱きしめられているけど全然嫌じゃないや・・・。
何でだろ・・・?銀時だから・・?

私があれこれ考えていると襖がスパーンと開き、

「ちょっと杏奈まだー?お腹ペコペコなんだ・・・け・・・ど・・・・・・」

完全に目が覚めたのか私服の杏里が入ってきた。
だが、私と銀時を見るたび美しい顔が般若の様になり、

「何し取るんじゃぁ!この変態ー!!?!?!」

と言う言葉と同時に杏里の特製ドロップキックが決まった。
銀時はごふっ、と言う声と共に起床した。

(これが、私のいつもの日常のはずです・・・・)