二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 白悪鬼と黒悪鬼が降臨した【銀魂】 真撰組殺乱編&アンケup ( No.315 )
日時: 2010/11/29 20:38
名前: 柚莉(●>ω<●) ◆K5Psnlr5tM (ID: EfKicuSN)
参照: 久々の更新♪((←

*第二十七訓 風邪に伝染しない人は大抵バカ

万事屋で風邪が流行ってるときと同時刻。
真撰組では・・・。



ごほっ。
ごほっごほっ。
ごほっごほっごほっ。
以下略。

こちらでも風邪が流行っていた。

「ごほっ。何で俺だけ風邪なんだろう・・・」
と、真撰組観察山崎退は言った。

そう、真撰組では山崎を初め、所謂下っ端、隊長格じゃない人ばかり風邪に掛かっていたのだ。
可笑しい・・・と、ザキは想った。

隊長格じゃない人ばかり風邪に掛かる=もしかしたら、何かの前触れ・・・?
などと、ザキは考えていた。

だが、結論は直ぐ出た。

「雅焔!お菓子食べた時はごみ箱にカスを捨てろ。それと、俺の部屋お菓子臭いじゃねえか!お菓子を食べる時は自分お部屋で食べろ!!其れにどうやったら、部屋がお菓子の甘ーい臭いでいっぱいになるんだよ!!!」
と、真撰組副長土方十四郎は言った。
其の怒りを受けているのが嘉神雅焔だ。

其の二人はザキが風邪で寝込んでいるのにも関り無くドタドタと廊下を走っている。
正確に言うと、雅焔を土方が追いかけているのだ。

で、其の光景を陰から観ている人が三人。
男一人女二人だ。
二人はバズーカを持ち。
一人はバナナの皮を持ち。

ドタドタと走ってくる雅焔に、一人の男は小声で、
「雅焔隠れるでさァ」

と、言い雅焔が隠れるのを確認した男はバズーカを構え、もう一人バズーカを持った女に目で合図し、其の合図を受け取った女はバナナの皮を標的の足元に投げた。

ツルン。
見事に標的はバナナの皮に気付くことなく滑って転んだ。

「Σ!?」

其の転んだ所を見計らいバズーカを持った男女がドカンッとバズーカを撃った。

ドーンッ。

見事な音がし標的の男は跳んで行った。

「やったでさァ」
バズーカを撃った男はガッツポーズを作りながら喜んでいた。
「本当だな。沖田、できれば、お前も死んで欲しい、てか死ね」

沖田と呼ばれた男はそれは無理でさァと言って爆発した所に向かった。

「総悟オオォォオオォ!!!テンメ死ぬかと想ったじゃねェか!!!!」
「あら、生きてたんでさァ。じゃぁ、もう一回、」
と、言ってバズーカを構えようとする、真撰組一番隊隊長沖田総悟を標的の男—土方は全力で阻止した。

其の光景を陰から眺めていた柊牡丹と美崎乃瑠架奈はそーっと逃げようとした、が、
「牡丹、瑠架奈何処行くんでさァ」
名前を呼ばれた瞬間二人は肩をビクゥと震わせ陰から出てきた。

別に土方が怖いんじゃないが説教を聞くのが嫌なのだ。
逃げたら追いかけてくるし。

「別に何処にも〜。ってか、土方がバナナの皮で転んだ瞬間面白かった〜」
「確かに。あれは、爆笑物だな」
上から瑠架奈、牡丹。

其の言葉を聞いた瞬間土方の青筋がピクッと動き、
「全員切腹だァアァァアアァ!!!!!!」
と、言い鬼の形相で走って来た。
其れを全力で逃げようと走る沖田、牡丹、瑠架奈。

ザキは一人自分の部屋の目の前で起こっている事に溜息をついた。

(あぁ、バカは風邪ひかないっていうもんな)