二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 白悪鬼と黒悪鬼が降臨した【銀魂】 真撰組殺乱編&アンケup ( No.397 )
日時: 2011/03/20 17:12
名前: 柚莉(●>ω<●) ◆K5Psnlr5tM (ID: EfKicuSN)
参照: シリアスモード突入!!(`・ω・´)

*第三十二訓 知り合いに手は出しにくい

私は牡丹ちゃんの言葉が不思議で妙に心に引っ掛った。
私は携帯を閉じ銀時達のところに戻り、さっきの牡丹ちゃんの電話の内容を全て話した。

私が話し終えた後、長く重い沈黙が流れた。
その、沈黙を破るように最初に口を開いたのは杏里だった。


「真撰組に行くなって言われたなら行かない方が良いと思う」

確かに杏里の言ってる事は正しいと思う。
みんなも杏里の意見に賛成だと思う。

だけど、私は嫌な予感がした。
心に何かがどす黒く広がる感じがした。

多分真撰組で何かが起こってるんだと思う、私は直感的に思った。
だから、私は言った。


「ねぇ、真撰組何かが絶対に起きてるんだよ!!だから、私は・・、私は・・・————!!!」



真撰組屯所。

「牡丹!万事屋達の所に電話入れたか!?」


土方は電話をかけに行き戻ってきた牡丹に言った。


「あぁ。杏奈に“ここには来るな”と言っておいた。それより、何なんだよこれは!?」

牡丹は怒り、焦り、不安が混じった声で言った。

「さァな。俺にも分んないですぜ」


牡丹の隣に沖田、雅焔、瑠架奈が居た。
さっき言ったのは沖田だ。

「僕も」

「・・・・・」

それに続くように雅焔が言った。
瑠架奈は俯いたままで無言だ。


「だけど、真撰組で何かが起こったのは確実だよね。僕達が知らない間に」

「知らない間ってのは無いね。正確には俺たちだけに“異変”が起こらなかった、じゃないか?」


上から雅焔と牡丹が言った。

「チッ。何なんだよ!何で風邪に掛かった隊士達が俺たちに向かって・・・・——・・・攻撃を仕掛けて来るんだよ!!?!?」


土方の声は今にも雨が降りそうな曇天な空に消えていった。