二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 白悪鬼と黒悪鬼が降臨した【銀魂】 真撰組殺乱編&アンケup ( No.398 )
- 日時: 2011/04/07 18:22
- 名前: 柚莉(●>ω<●) ◆K5Psnlr5tM (ID: EfKicuSN)
- 参照: シリアスモード突入!!(`・ω・´)
*第三十三訓 戦闘開始の前兆
*
「ねぇ、真撰組何かが絶対に起きてるんだよ!!だから、私は・・、私は・・・————!!!」
「“私は・・・————!!!”は何?」
突然後から声がしバッと後ろを向いたら髪の色は黒でツインテール。目は澄んだ青。紫の花が散っているシンプルな着物を着て黒いハイソに下駄を履いた女子が立っていた。
「あんた・・・どこから入って来たの?」
杏里が驚きながら言った。
「お前誰アルか。それに、お前・・・血の匂いがするアル。幾多の戦闘を潜り抜けて来た夜兎の匂いアル・・・」
神楽ちゃんがいつもと違う真面目な顔で言った。
「この人夜兎族ですかぁ・・・!?」
「確かに肌などが白いな・・・」
咲ちゃんと銀時が驚きながら言った。
「あたしは天神陰冥。柊杏奈、杏里。あなたら双子にはここでじっとしてもらわないといけない」
「何で?」
「依頼者からの命令」
「依頼者って言うのは?」
「企業秘密」
杏里と冥の睨みあいが続いている。
そんなことしている間に時間は刻々と進んでいってる・・・。
真撰組に行かなきゃ・・・!!
—ドスドスッ
私が走り出そうとしたら目の前に短剣が刺さっていた。
「え・・・?誰が・・・」
「あたし以外誰が要るのよ。動くな、と言った筈よ柊杏奈」
「「「「杏奈/さん!!」」」」
「何で?何で邪魔するの・・・!?邪魔をしないで・・・!!」
「あらら〜。怖い事白悪鬼さん」
「「「Σ!?」」」
私と杏里と銀時が驚いていると、
「はあぁ!!」
—ヒュッ
咲ちゃんが刀で冥を斬ろうとしたが、あっさり交わされてしまった。
「杏奈さん、杏里さん、銀時ちゃん、神楽ちゃん、新八さんは、早く真撰組に行って下さい!!こいつはオレが食い止めます!!だから早く!!」
「咲ちゃん!!でも、咲ちゃん一人だけだったら・・・!!」
「僕もここに残ります!!」
私の言葉を遮り新八が言った。
木刀を構え戦闘体制だ。
「新八さん!新八さんも真撰組に行って下さい!!」
「僕はここに残ってこいつと戦う!!」
「新八さん・・・。足で纏いにならないで下さいよ」
「うん!!」
「新八、咲ちゃん・・・!絶対に後で真撰組に来てね!!」
私はその言葉と同時に万事屋を飛び出した。
杏里、銀時、神楽ちゃん、私はそれぞれの意思を胸に真撰組に向かった。
*
「何?信頼?仲間?あたしには全く分らない」
冥は呆れたように二人に対し言った。
「確かにあなたの言ってる事は全部当てはまる」
「だけど、それよりももっと強い物で俺達は繋がっているんだ」
二人は互いを見ずに真剣な声で言った。
「「“絆”で」」