二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 白悪鬼と黒悪鬼が降臨した【銀魂】 もうすぐ真撰組殺乱編完結 ( No.418 )
日時: 2011/09/19 10:20
名前: 柚莉(●>ω<●) ◆K5Psnlr5tM (ID: Y9gy.IyS)
参照: カキコに柚莉ふっかあああぁぁああつぅぅぅぅ!!!!

*第三十八訓 終幕者






「あたし、凄い信頼されてんなー」







「「杏里さん/ネ!!」」






「ちーっす、おまたせだよん。そして大体話は分かった。ちょっと、みんなどけ」








杏里は刀を取り出しながら言った。







「え゛、杏里さん何するつもりなんですか…?」








「いいからどけ。おーい、瞳孔開き気味!!」








「誰が瞳孔開き気味だァァ!!」









新八の不安そうな顔をスルーし杏里は土方を呼んだ。




土方はツッコミながらも一応返事はした。









「おまえ、そこにいたら黒薔薇の餌食になるぞ」











「は?どういうことだよ」











「いいから、みんなそこ退け!!どかなきゃ殺すぞ」










杏里の剣幕にしぶしぶ隊士たちから離れる土方達。







「うし、みんなどいたな。じゃ、行きますか…」










杏里は一旦言葉を区切り深呼吸をしたあと、















「“黒薔薇一閃斬り!!”」










と、大きな声で叫んだ。





杏里が抜いた刀からは、さっき鬼兵隊でも使った通り黒い薔薇が隊士たちの腕に刺さっていた。







「「「「Σッ!!」」」






土方たちが驚いてる間にも杏里は黒い薔薇を隊士たちめがけて刺していた。






しかし、さっきと違うのは腕だけだ。
刺さる場所は全て腕のみだった。



痛みに悶える隊士たちを見ながら土方が放心状態のまま口を開いた。








「おい、これはどういうことだ…!?」










「あ?注射」










「注射って、みんな腕から血を吹き出しながら痛みに悶えてるではないか…!!」










「あの薔薇の先端には解毒剤を塗ってある。多分、黒薔薇の痛みと解毒剤の効力で痛みがってるだけだろ。数分したら解毒剤が効くはずだから。まぁ、ダメだったらダメだったまでの話だ」






杏里は近藤の言葉に無表情で淡々と言葉を言い背を向け門の方に歩いて行こうとしている。










「杏里、どこに行くんだ?」










「どこに行くって杏奈のところだよ」








「「「「…あ……」」」








新八、神楽、咲が杏里の言葉に対し間抜面になったのを、杏里は横目で見、ため息をつきながら、













「おめェらその面、忘れてたんだろ…」









「あははは…」









新八は愛想笑いを浮かべ、









「色々あって忘れてたネ…」







神楽は思い出したように言って、












「忙しすぎて忘れてたですぅ…。でも杏奈さんのことは現在進行形で心配ですよぉ!!」









咲は慌てた様に言い訳を言い…。













それを見た杏里はもう一回壮大なため息をついた。











「とにかく…。あたしは杏奈の所に行ってくるし、後片づけ頼むわ」











「「「後方づけ…?」」」






三人が首を一斉に傾げていると、杏里は顎で隊士たちを指し、














「手当」










と言い、杏里は颯爽と去って行った。












杏里の背中をポカーンと見ていた万事屋'sの三人は一斉にツッコンだ。


















「「「手当って……———あんたのせいだろうが!!!!」」」










そのツッコミに対し杏里は走りながらでかいくしゃみをしたとかしなかったとか。