二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 白悪鬼と黒悪鬼が降臨した【銀魂】 もうすぐ真撰組殺乱編完結 ( No.420 )
日時: 2011/09/22 18:04
名前: 柚莉(●>ω<●) ◆K5Psnlr5tM (ID: Y9gy.IyS)
参照: あと一話で完結うううううう!!!!

*第四十訓 その後




「ん゛ーっ、にしても、今日はいい天気だねェ〜」








「本当だな。絶好のピクニック日和だな」



隣にいる銀時も私同様、微笑んだ。




私の案で今私たちは大江戸公園に向ってます!



あ、私たちというのは、










「早く弁当食べたいアル!」









「さすがチャイナ娘、一番食意地が張ってまさァ」








「何だ—「はいはい、喧嘩はしないでくださいね」









「そうですよぉ、せっかくのピクニックが台無しですぅ」










「沖田死ねー」






チャイナ娘さんがいつものように言ったら腹黒さんがそれに嫌味を言ってメガネと白ワンピが止めてツンデレがぞれに乗じてさらりと恐ろしいことを言う。
漫才みたいなコントをしているのが神楽ちゃん、総悟、新八、咲ちゃん、牡丹ちゃんの面子である。







その後ろを、





「おい、こら雅焔!荷物ぐらい自分で持ちやがれ!!」








「パパ上ー!土方が僕をいじめる!!」









「トシ、雅焔は女の子なんだからそれぐらい持ってやれ」









「近藤さん…。近藤さんは男だよな?」








「ん?いきなり何を言うんだ」








「だったら荷物ぐらい自分で持ちやがれー!!」








———スコーン!!



という妙な音を立てて近藤さんの頭に見事荷物が当たった。








「ごふっ!!」




近藤さん撃沈。









「雅焔、あんな人放っておいて先に行くぞ」










「はーい」





簡潔に説明をすると土方さんに雅焔&近藤さんペアは荷物を持たせており、それに土方さんがキレて、近藤さんに荷物を投げつけたという訳だ。








ご愁傷様です、近藤さん。













「ちょっ、待ってくれよトシー、雅焔ー!!」







先にすたすた歩いていく土方さんたちを慌てて追いかける(復活した)近藤さん。











「ザキー!早く行ってミントンしようぜ!!」









「まっ、待ってよー瑠架奈ちゃぁーん!!」





その横を元気に走りながら追い越していくミントンコンビ—瑠架奈ちゃんと山崎さん。










みんな、元気だなー。
あれ?そういえば、杏里と杏は?



きょろきょろと辺りを見回すと2.5mぐらい後ろのところに二人はいた。





「あっ、あん———」






名前を呼ぼうと思ったけど、二人は何か真剣な話をしている雰囲気だったので、









「銀時、私たちも早くいこっ!」








「あァ」








銀時を促し私たちも先を急いだ。












一方杏里と杏は…。










「で、あんたはこれからどうするの?」









「どうするんですかね」









「あたしはあんたに聞いたんだけど。質問を質問で返されても困る」




杏里は不機嫌な顔で言った。







「杏、今宇宙海賊春雨第7師団にいるんだよねん」









「宇宙海賊春雨に?あんたが何で」






「色々あったんですよん。だから、そっちの方にも行かなきゃいけないんだよねん」




杏は相変わらずニコニコ笑顔で話を続けた。








「ふーん。じゃぁ、こっちにはあまり長居はしないわけ?」








「そうですねん、出発はちょうど明後日ですよん」






杏里本人は気付いていないかもしれないが、顔が悲しそうだった。











「なーねぃが元気そうでよかったですよん。りーねぃも元気そうだったしねん」










「…杏奈が正直みんなでピクニックに行こう!、と言い出した時は最初、すっごくビックリしたな」








「そうですねん。もしかして、記憶を取り戻したのかと思ったですよん」








「…そうね。こういうことあったしな」



杏里たちの間に重い沈黙が流れた。









それを破るように、






「杏里ー、杏ー!ご飯、神楽ちゃんが全部先に食べちゃうよー!!」





二人は顔を見合わせ、プッと小さく吹くと、











「「今行くー/ねん!」」








杏里は走り間際に、



「たまには帰ってこいよ」







「…え」






驚く杏を余所に杏里は走って行った。

杏もすぐ我を取り戻し、杏里の後を追いかけるように走った。







(曇天の雲晴れのち、姉妹の密かな約束)