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＊第四十一訓　冬の名物と言えば雪合戦







「あはーっ、もうやったなぁ!!」







「そっちこそー!!」




キャピキャピ、騒ぎながら雪玉を投げあう二人。






「もうーっ、やったなー!?」







「なにぉ!!」







雪合戦。



雪合戦という名前は怖いものの、普通は女子同士、男子同士または、男女で雪玉を投げ合い相手の体にぶつけたら、勝ちと言うのが、普通のルールであり、一般常識だ。









だが、ここでは…そんな常識は通じない。






＊



「…そうだ!雪合戦しない??みんなで!!」






どこぞの誰が言った言葉。










「何と!勝ったチームには柊双子とのデート権をプレゼントしちゃいまーす♪あ、他の女の子でも可能だっよ〜♪簡単に言っちゃえば勝利とした男には…選んだ女の子を1日自由にできる権利が与えられるのですー♪」


この言葉が始まりだったのだ…、むさ苦しい男どもの…、






————乱戦の。