二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂〜私の忙しい毎日〜 ( No.61 )
日時: 2010/05/13 13:33
名前: もも (ID: vcVvkkAV)

第六訓
 お前らテロなんてやってる暇があるならペロの散歩にでも行ってきな


『…これまでか、敵の手にかかるより最後は武士らしく、潔く腹を切ろう。』

『バカ言ってんじゃねーよ立て。
美しく最後を飾りつける暇があるなら、最後まで美しく生きようじゃねーか。』

 その男、銀色の髪に血を浴び

『行くぜ、ヅラ。』

『ヅラじゃない桂だ。』

 戦場を駆る姿はまさしく夜叉

「天人との戦において鬼神の如き働きをやってのけ、敵はおろか見方からも恐れられた武神…
坂田銀時、我等と共に再び天人と戦おうではないか。」

「……銀さんアンタ、攘夷戦争に参加してたんですか。」

白夜叉…どっかで聞いたような…。

「戦が終わると共に姿を消したがな。お前の考える事は昔からよく分からん。」

「俺ァ派手な喧嘩は好きだが、テロだのなんだの陰気くせーのは嫌いなの。
俺達の戦はもう終わったんだよ、それをいつまでもネチネチネチネチ京都の女かお前は!」

「バカか貴様は!京女だけでなく女子はみんなネチネチしている。
そういう全てを含めて包み込む度量がないから貴様はもてないんだ。」

「バカヤロー、俺がもし天然パーマじゃなかったらモテモテだぞ多分。」

「多分それはないと思う。」

「っていうかアンタら何の話してんの!!」

「俺達の戦はまだ終わってなどいない。貴様の中にとてまだ残っていよう銀時…
国を憂い共に戦った同志達の命を奪っていった幕府と天人に対する怨嗟の念が…。」

白夜叉…それにヅラ…どっかで…。

「お前の力がいる銀時。
既に我等に加担したお前に断る道はないぞ。テロリストとして処断されたくなくば俺と来い。迷う事はなかろう、元々お前の居場所はここだったはずだ。」

「銀さん…。」

    バン!

「!!」

「御用改めである、神妙にしろテロリストども!」

「しっ…真選組だァっ!!」

「イカン、逃げろォ!!」

「一人残らず討ちとれェェ!!」

   ドドドドド

「なななななんなんですかあの人ら!?」

「武装警察『真選組』。反乱分子を即時処分する対テロ用特殊部隊だ。」

「どーすんのよコレ!!」

「厄介なのにつかまったな、どうしますボス?」

「だーれがボスだ!!お前が一番厄介なんだよ!!」

「ヅラ、ボスなら私に任せるヨロシ。善行でも悪行でもやるからには大将やるのが私のモットーよ。」

「オメーは黙ってろ!!何その戦国大名みてーなモットー!」