二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 銀魂〜私の忙しい毎日〜 ( No.62 )
- 日時: 2010/05/11 21:17
- 名前: もも (ID: k0SCKDMV)
ドゴーン!
「うおわァァァ!!」
「副長ここです。」
「オイッ出てきやがれ!無駄な抵抗は止めな!」
「髪増えてない?」
「さらにクルクルだ。」
「ここは十五階だ!逃げ場なんてどこにもないんだよ!」
ガサッ
「?そりゃ何のまねだ。」
「時限爆弾だ。
ターミナル爆破のために用意していたんだが、仕方あるまい。コイツを奴等におみまいする…そのスキに皆逃げろ。」
ガッ
「!!」
あ、爆弾落ちた。
「貴様ァ桂さんに何をするかァァ!!」
「……桂ァ、もうしまいにしよーや。てめーがどんだけ手ェ汚そうと死んでった仲間は喜ばねーし、時代も変わらねェ。これ以上うす汚れんな。」
「うす汚れたのは貴様だ、銀時。
時代が変わると共にふわふわと変節しおって、武士たるのも己の信じた一念を貫き通すものだ。」
「お膳立てされた武士道貫いてどーするよ。そんなもんのためにまた大事な仲間失うつもりか。」
「あっ!神楽ちゃん、あんまりイジっちゃダメだよ。」
「俺ァもうそんなの御免だ、どうせ命張るなら俺は俺の武士道貫く。俺の美しいと思った生き方をし俺の護りてェもん護る。」
「銀ちゃん。」
「?」
「コレ…いじくってたらスイッチ押しちゃったヨ。」
「…。」
*
「オーイ、出てこーい。マジで撃っちゃうぞ〜。」
「土方さん夕方のドラマの再放送始まっちゃいますぜ。」
「やべェ、ビデオ予約すんの忘れてた。さっさと済まそう発射用意!!」
ドゴォォン
「!!」
「なっ…何やってんだ止めろォォ!!」
ドドドドドド
「止めるならこの爆弾止めてくれェ!!」
「おわァァ爆弾持ってんぞコイツ!」
「ちょっ待って—!!逃げんなゴラァ!!」
「げっ!!あと6秒しかねェ!!」
「銀さん、窓!窓!」
「無理!!もう死ぬ!!」
「銀ちゃん歯ァくいしばるネ。」
「!」
「えっ?神楽ちゃん、何する…。」
「ほあちゃアアアアア!!」
「ぬわァァァァァ!!」
ピッ
ゴパン
「ふんぐっ!!」
ピッ
ドガァン!
「ぎっ…銀さーん!!」
「あーあ、落ちちゃった。」
「銀ちゃんさよ〜なら〜!!」
*
「美しい生き方だと?アレのどこが美しいんだか。
…だが昔の友人が変わらずにいるというのも悪くないものだな…。」