二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: いけめん!(銀魂) ( No.23 )
日時: 2010/05/07 19:50
名前: ポテト (ID: MvDA3keJ)

第5話

心地よい小鳥のさえずりで目が覚める。
ベットから出ると朝食のフレンチトーストから甘い匂いが漂ってきた。
これがあたしの普段の生活。



・・・・だったら良かったな!!


「ほーら早く起きねぇとコレぶっ放しちまいますぜィ?」

目が覚めた瞬間、視界を覆ったのは真っ黒いテカテカ光る何やらよろしくない物体でした。

「すいませんイケメンさん。あの、つかぬ事をお聞きしますがソレはまさか・・・「見たまんまでさァ」ですよねー!!」


ドォォオオオン!!

自分もろとも部屋がぶっ飛ぶ音が響いた。







「いやぁ〜すいませんね。朝食まで頂いちゃって」

「いや、俺らの方こそすまないね。うちの総悟がバズーカぶち当てちゃって」

「まぁ2回目っスけどね。うふふ」

あの後、タンスの下敷きになっていたあたしを救出してくれたのは通りすがりのゴリラさんだった。
すごいね、最近のゴリラって喋れるんだね。

「・・・ねぇ、黒髪の暴力男さん。

その凄まじい量の黄色い液体はなんですかね」

「見て分かんねーのか。マヨネーズ「うぉえっ!やっべ聞いちゃったよ最悪」てんめっマヨネーズなめんじゃねーぞ!!マヨネーズはなぁ世界を救うんだよ!!」

「ならあたしがケチャップで世界滅ぼしてやらぁ!!」

「上等じゃねーか、くそアマ!!」

「やってやろーじゃんかマヨ男!!」

ギャーギャーと騒いでいると、やけに静かな茶髪のイケメン君が気になった。

やばい、嫌な予感しない。
どうか何事もありませんように、祈りながらチラリと自分のご飯を見た。

(何も・・・されてない・・・?)

何だ、考えすぎじゃーん!もうっ紗江のおばかさん☆
さて、愛する白米を食すとしますか!

・・・パリッ・・・

「・・・え?」

口の中に何かが当たった。

目の前のお茶碗を覗くと、細長いパリパリとした焦げ目の・・・

「ゲッ・・・!?」

よく見ると朝食のさっきまで食べていた秋刀魚の尻尾が消えている。

コイツッ・・!!わざわざ人の秋刀魚の尻尾粉々にして飯の中にぶち込みやがった!!!

「っ・・!!「あっれぇ〜?食べないんですかィ?せっかくの近藤さんの好意をまさか無駄になんてしませんよねィ?」

茶髪のイケメン君は爽やかに微笑んだ。

「ありがたくいただきますハゲちまえコノヤロォォオ!!」

一気に飲み込んだあの苦い味は一生忘れないと思います。