二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: いけめん!(銀魂) ( No.33 )
日時: 2010/05/08 22:40
名前: ポテト (ID: MvDA3keJ)

第6話

綺麗な青空だった

「ほんっとーにお願いします!!何でもします!」

「いや、そーいうのは近藤さんに言え」

地面と頭が一体化するんじゃないかって位土下座する。

「マジで家分からないんです!働かせてください!!」

「・・・・。」

腕を組み、顔を逸らされる。
分かってるよ。
まだ全然ガキなのは。

でも・・・・!!

「ホームレスだけは・・・!ホームレス女子中学生にだけはぁ!!」

「分かったから俺じゃなくて近藤さんに、「家が分かったら即効で出て行くんで!それまで寝床と食事恵んでください!」

すがるような上目遣い。

「・・・駄目?「だぁぁかぁぁらぁぁ!!局長に言えっつてんだろ!!俺は知らねェ!あとその上目遣いキッメェ!!微妙に白目!キッメェ!!」

「またまたぁ〜照れちゃってぇ〜」

「マジだ」

「何故に真顔?!」

軽く傷つくんだけど!と言った後にふと気づく。

「あれ?アンタ局長じゃないの?」

「さっきから言ってんだろバカ、局長は近藤さんだ」

近藤さん?
聞きなれない名前に首を傾げていると、

「トシ?呼んだか?」

向こうから歩いてきたゴリラさんと目が合った。

「あぁ、近藤さん。コイツがさっきから、」

「うっぇぇええ!!?この人局長!?てっきり喋るゴリラ君かと思ってサイン貰う気満々だったのにぃ!!」

「え、いきなりゴリラ?酷くね?」

「いやもうこの際ゴリラでもいい!!バナナ恵んで!」

「おい近藤さんは確かにゴリラっぽいけどゴリラじゃねーんだよ!!人間なんだよ!覚えとけクソガキ!」

ドゴッ!

トシ、と呼ばれた黒髪暴力男に容赦なく殴られた。

「オゴォ!!あたしはアンタのストレス発散機かァァアア!!」

「それ以下だ」

「ムッキィィイイイ!!」

さらに振り落ろされた拳を白刃取りし、近くに落ちていたスリッパを黒髪男に叩きつけてやった。

「でっ!・・てめぇざけんじゃねーぞ!!」

「はっ!おととい来やがれってんだい!」

じっと睨み合う。

この勝負、絶対に勝ってみせるぜコノヤロー!!

「はァァァアアアア!!!」

ズゴォッ!!

勢い良くぶん投げたスリッパは黒髪男の横を通り、さっきまで完全無視されていたゴリラ局長にぶち当たった。

「・・・。」

「・・・。」

「・・・・スンマセン」

ズドォッ!!

無言で振り下ろされた拳のせいであたしは床にめり込むことになった。




『紗江の日記』

この後目が覚めたゴリ局長に謝ったついでに働かせてもらえるように頼んだらアッサリOKしてくれた。
ゴリ局長への好感度が2上がった。
まだ鼻血止まんない。