二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: いけめん!(銀魂) ( No.50 )
日時: 2010/05/14 20:43
名前: ポテト (ID: MvDA3keJ)

第8話

蒸し暑い位にいい天気だった。

「ぅおっしゃぁ!!洗濯日和だぜイエーイ!!」

ここの所ずっと雨で溜まりに溜まったムサイ男どもの下着やら何やらからやっと開放される。

まぁ此処に来た当時はまさかオッサンのきったねえモノまで洗わされるとは流石のあたしでも思わなかったけどね。ははは。

「先輩!此処はあたしに任せて、早くバーゲンへ!!」

「ありがたいねぇ!じゃぁ任せたよ」

「いってらっしゃいませお姉さまぁ!!」

40歳後半とは思えないスピードで去っていった山田さんを見送りながら大量の洗濯物に手を付ける。

「どっこらせっとォ!!」

まずはシーツ、次に隊服。

てか隊服あるとかアレか、○○組的なアレなのか此処は。

「うらら〜愛しのぉ〜枕カバ〜少しぃ〜黄ばんでるぅ〜・・・・洗い直しっと」

ポイっとカゴに放り込み、どんどん干していく。

「・・・・そろそろか・・・」

一番の最大難関、

パンツ。

「うわぁ、来ちゃったよコレ」

オッサンのパンツ。
絶対変なのくっ付いてるよギャー。

チロリと先をつまんで一気に引き上げる。
そこに見えたのは・・・

「・・・ブッ、褌かよ!!ダッセ!今の時代褌とかダッセ!てか褌なんて何処で売ってんだよ!!」

ゲラゲラと笑いながら裏返すとそこにはデッカイ文字で、

『こんどう いさお』


「・・・・・。」

ゆっくりと竿に干して、次のパンツに取り掛かった。

「ゲッ」

広げると「S」の文字だらけの趣味の悪いトランクス。

「・・趣味わっる!!これこそ何処で売ってんの?!」

あはは〜と苦笑していると後ろに人の気配が。

「ひぃッ!!、ちょ、違うんですよ隊長!!決して趣味が悪いなんて一言も・・「ちげーよ、俺だ俺!」

「俺ぇ?」

パンツ片手に振り向くと副長の姿が。

「何やってんスか、マヨ方さん」

「誰がマヨ方だ!混ぜんな!!」

「・・・マヨネさん」

「ちっげぇ!!!」

今にも殴りかかって来そうな剣幕にビビリつつ、ふと、思いつく。

「・・・副長!!」

「あぁ?んだよ」

「これ、何だと思います?!」

手に持っているパンツを突きつける。

「・・・総悟のパンツじゃねーか。それに何の意味が」

ニヤリと笑う。

「いいこと思いつきました副長!!見てください!女中と言う立場を最大に利用したら、隊長に今まで受けた数々の嫌がらせの仕返しなんて簡単にできるんですよ!!」

「なっ、お前・・・本気か・・・?」

「あったりまえよ!!さぁ!副長!共に復讐をしようじゃありませんか!!!」

「・・・・のったぜ」

がしッと握手を交わし、今此処に「沖田にギャフンと言わせてやろうぜ!」実行委員会が誕生したのだった。