二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: いけめん!(銀魂) ( No.78 )
- 日時: 2010/06/14 15:12
- 名前: ポテト (ID: MvDA3keJ)
第13話
薄暗い倉庫の中。
「チョモランマ〜」
「え、何それ。じゃあマントヒヒ。」
「ゲッ、オレまた「ひ」?何、アンタらさっきからオレの事ハメてる?」
「「イエス!!」」
「うわ〜マジ勘弁してよ。誰だ罰ゲームフルチンにした奴」
「あたしィ〜!」
「イエーイ!!」
順に説明しよう。
一番上から紗江ちゃん、次に知らないオッサン、そして見張りのオッサンだ。
「ってか何やってんだァァァァァアアアアア!!!何で敵同士でしりとりしてんだよ!!アンタもそれでいいのか見張りのオッサン!!!」
「いや何かもう、いいかなって。コイツらずっとボケ倒してくるし」
「諦めんなよ!アンタが消えたらツッコミ俺だけになっちゃうじゃん!!3人とかもう新八君レベルじゃん!!」
「「「ざまーみやがれジミー」」」
「だからハモんなァァァ!!何で俺だけ仲間外れ?!」
はァ・・・、とため息をついてみても現状は変わらない。
このままだと俺達全滅すんじゃね?なんて、そろそろ冗談では済まなくなってきた気がする。
副長・・・・。
とりあえず見つかったら殴られるんだろうなぁ。
そんでもってマヨネーズ買いに行かされて、
書類どっさり書かされて、
煙草買って来いだのでまたパシられて、
秘密で買ってきたジャンプ燃やされて、
ただでさえ少ない給料減らされて・・・・・・
・・・あれ?
俺死んだほうがマシじゃね?
「ははっ、何でだろ。涙でてきた」
半分諦めかけていた、その時。
「おい、ジミー」
こそり、と紗江ちゃんが耳に口を近付けてきた。
「何?しりとりで負けそうにでもなった?ダメだからね。そーゆうのは人に聞いちゃ・・・」
「違ーう。しりとりの罰ゲーム。何だと思う?」
「・・罰ゲーム?」
嗚呼、そんなのあったんだっけ。
「たしか・・・・フルチン?」
「その通り!フルチン!」
「・・・だからソレに何の意味が・・・あっ!」
にんまり、と紗江ちゃんが笑う。
そうだ、フルチンだ。
これ程までに相手を隙だらけに出来るものはない。
「・・・紗江ちゃん・・君は・・・!全部分かっていて・・・!!」
「どうよ。尊敬したっしょ!」
そう、この勝負に勝てば見張りのオッサンは隙だらけになる。
「よし、やろうか!」
「おうよ!!」
今、フルチンと脱出を賭けた男の戦い(しりとり)が始まろうとしていた。
てか、紗江ちゃん女だよね。