二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: いけめん!(銀魂) ( No.8 )
日時: 2010/05/05 20:02
名前: ポテト (ID: MvDA3keJ)

第2話

少し肌寒くなってきた。

「ん・・・・・?」

あれ?あたし何やってんだろ。倒れてる?
うっわぁ何かゴツゴツしてる・・・・・あれ?
何か忘れてね?
・・・・・・・・・・・・あ。


そうだよ吹っ飛ばされたんだよ!
じゃあここ天国ってやつですか!!
うわーあの赤いスポーツカー空気読めよ!!!
マジでKY!!!略してMKY!!!

「呪い殺してやるぅぅううう!!!」

「うぎゃァァアアッ!!生き返ったァァァアア!!!」

「うぇぇえええ?!何が?!!」

目の前に広がったのは、綺麗な青空と

白髪天然パーマのオッサンでした。

「・・・・どちらさん?」

「・・・・・・。」

気まずそうに目をそらされ、何ともいえない沈黙が続く。

・・・・ポタリ。

(ん?)

生ぬるい液体が地面に落ちる。
よく見るとそれは綺麗な赤い・・・・・

「血じゃね?コレ」

おそるおそる聞くとオッサンの顔が青ざめた。

「ちちちちがうって!ほらアレ、トマトジュース!!ほらお嬢さんよそ見してたからこぼしちゃったんだよきっと!!」

「え、だって鉄の味が「シャラーーーップ!!気のせい!絶対トマトケチャップ!!」

(さっきと若干違くね?)
などと思いながら
ふと後ろを向くと、スクーター(だったっけ)みたいなのにも赤いのがべったりと・・・・・・

「・・・・・。」

「・・・・・違うからね。ほらイメチェンだよイメチェン。最近の流行りってこんなかんじに赤いのを・・」

「・・・・・。」

「・・・・いや違うって。銀さん決してお嬢さんのこと不注意で吹っ飛ばしたりなんてしてないよ?本当だからね?」

あはは〜・・・と冷や汗ダラダラのオッサンに、ニッコリと笑いかける。

「ハゲろ天パァァァアアアアア!!!」

「いやァァァアアアアアアアア!!!」

なにがトマトケチャップだァァ!!と叫びながらモッフモフの白髪を引っ張りまくる。

「あだだだだだ!!マジでハゲる!俺のチャームポイントがぁぁぁ!!!」

「1本残らず抜いてやる!!いや、やっぱ3本だけ残して全部引きちぎってやる!!」

「一番最悪だぁぁぁああ!!!」

周りの目なんて気にしないでやりたい放題やってると、いきなり鉄の・・え、何コレ手錠?

「あれ、なんで手錠かけられてんの?あたしこれでも怪我人なんスけど」

「住人からの通報でさァ。」

「変な奴らが暴れてるってな」

「え、無視?」

どんだけ鬼なのあんたら。紗江ちゃん泣いちゃうぞ☆

「ちょっ!マヨ方!なんで銀さんも捕まらなくちゃなんねーんだよボケ!!」

「てめーも同罪だボケ」

「とりあえず、署まで来てもらいやしょーか」

ずるずると車まで運ばれる。
お母さん、あたし初めて誘拐されたよ。