二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 揺-tayuta-  あ、キャラ絵完成でス ( No.103 )
日時: 2010/06/04 18:15
名前: 超電波人間Z ◆i9wQCXHO3o (ID: oYJ2fVYh)
参照: ニコニコ動画を見るためにぜひともE-Mailをゲットしたい今日この頃

「いやァ、やっぱりそれが答えか……」

笹行はニコニコ笑いなから土管の上から降りてきた。

「結局、君は人斬りだねェ、理不尽女王。そして君は侍だ。白夜叉」

楊達も刀を交えるのをやめ、笹行の言葉に耳を傾けた。

静かな工場。

沈黙を破ったのは、銀時だった。

血で赤く染まった蜻蛉を担ぎ、工場を去って行ってしまった。

「ぎ、銀さん……」

新八と神楽はあわてて後に続く。

万事屋一行が工場を去ると、笹行はため息をつき、「やっぱり侍だ」と言った。
どうやら呆れているらしい。

「坂田の役はアンタじゃないの……」

直芭がポツリ、と言った。

「さぁ?人なんて誰でもいいんじゃない?」

ケロッと返した笹行。彼の心の中に、微塵も蜻蛉をいたわる気持ちはないのだろうか。

「フフ……あ、高山、松本。君たちはもう帰っていいよ。ご苦労。」

「「はいッ」」

威勢よく返事をし、工場から立ち去る2人。
単に従っただけなのか、それとも……、

17@2人切って、ある意味リアル。


「僕のことどう思う?」

「……はァ?」

間の抜けた笹行の質問に、苛立ちをむき出しにする直芭。

「だから、僕をどう思う?好き嫌いじゃなくてさァ、人柄だよ。君から見て僕はどう映る?」

「腐ってる」

即答した。
本心である。

「あぁそう。僕から見ると君も腐ってるように見えるけどね。」

「それがどうしたのよ」

「君はさァ、僕がしたことをどう思った?酷いって思った?そうか腐ってるって思った?」

「腐ってると思ったわよ。でも、自分とおんなじよーなコトしてる奴って他にもいるんだとも思ったわよ」

「分かってンじゃん。」

「じゃあ逆に質問よ。私が斬ってるもの、本当は何か知ってる?」

「……それは、知らないね」

「正解は、理不尽よ」


___ドサッ





返り血が直芭の頬に付いた。

笹行はニコニコ笑っているが、その目はもう_____








死んでいた