二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 揺-tayuta-  あ、キャラ絵完成でス ( No.108 )
日時: 2010/06/06 11:33
名前: 超電波人間Z ◆i9wQCXHO3o (ID: enDlMgfn)
参照: ニコニコ動画を見るためにぜひともE-Mailをゲットしたい今日この頃

* 万事屋

「なァ、最近食料が減ってきてるンだけど、オメーだろ?」

「んだよ。人ン家勝手に上がりこみやがって。インターホンぐれぇ押しあがれゴルァみんな引いてるでしょォーがァ!!」

「あの……どこかでお会いしたこと……」

「あン!?」

そう言ってギロリと声のほうを睨む直芭。そこにはとても可愛い女の子が。

「いや、すいませんッ」

女の子はかしこまり、ぎゅっと手を握った。
仕草1つ1つが猫のように可愛い。

「アタシァ覚えてないけど。て、銀時どーしたのこの子。まさか……」「いやらしい目で俺を見るな!変態女!!」

「杏奈は俺ン家に引っ越してきたンだよ。どーだ?看板娘みてーでいーだろ」

「引越しィ!?こんなプー屋敷に!?クソ男のためにィ!?」

「いろいろあって……」

と、控えめに答える杏奈。

「オメー……杏奈ァ攘夷ン時一緒にいただろーが……覚えてねーのか?」

「あー……そーなんだ?アタシって人斬ってる時意識飛んでるから」

「……」


19@人をけなすということは自分もけなすということ

「今日は何の用で?」

と、杏奈。

「だから食料がなくなってくンだ。何でだと思う?」

「オメーが食うからだろ。オメー食ってるときも意識飛んでンのか?」

「違う!アタシが仕事行ってる間になくなってるンだ!」

「知らねーオイテメー等昼飯かってこい」

と、新八と神楽に指図する銀時。

「クソ……恨む!」

そう言って帯のかんざしを引き抜き、花の部分を銀時に向けた。

「盗まれるほうがわりーんだよ。バーカバーカ」

「死ね!死んでしまえ!」

ぶんぶんかんざしを振り回す直芭。
それを見て杏奈が止めに入る。なんだか、止める仕草も可愛い。
女ッ毛が全くない直芭とは大違いだ。

「ッたく!オメーを頼りにすンのが間違いだった!じゃーな!」

「オーウ、帰れ帰れ。そして2度と俺の目の前に現われンな不潔変態最悪女!!」

「うるせー黙れ天然パーマ!!」

吐き捨てて出て行った直芭。

「随分と手厳しいンだね、直芭に……」

見かねた杏奈が銀時に言った。

「あったりめーだあんな不潔変態最悪女。オメーとは大違いだ」

「直芭に悪いよ」

「知るか」

(アイツァ人に頼るガラじゃねーしな)

そう思い、空を仰ぎ見た。