二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 揺-tayuta-  あ、オリキャラ募集中でス ( No.30 )
日時: 2010/05/16 15:11
名前: 超電波人間Z ◆i9wQCXHO3o (ID: mXt9My6w)
参照: 超電波人間Z、りゃくして電波Z!「里兎錦」でも活動中!!

直芭が予言したとおり、秋津を見つけたのは夕方ごろだった。
写真と比べるとまるで別人である。
茶髪のショートカットの男性の姿になっていた。
銀時が見つけたのだ。

「坂田がいて助かったわ。なんで知ってたの?アイツの顔……」

「んーま、ちょっとな」

(オイオイヤベーだろアイツァ……)

___この前万事屋(ウチ)に来たヤローじゃねーか……

そう、銀時は思い出した。秋津蜻蛉、彼はついこの間万事屋に依頼しに来た人物だ。
“ほんの数日、護衛して欲しい”

(攘夷のヤローだからウチに護衛をたのんだのか……ん?ちょっと待てよ?)

____護衛を頼むって事ァ、神代(コイツ)に狙われてンの気づいてる?

しばらく秋津を見ていると、彼に2人の男女が近づいてきた。

「ん……?あの2人」

「!!し、新八、神楽!」

9@これだから商売ってのは嫌なモンだ

秋津に近づいてきた男女は新八と神楽であった。
待っても帰ってこない銀時に見切りをつけて、2人で待ち合わせの場所に来てしまったのだ。

「ねぇ坂田君?なんか見覚えのある2人がいるンだけど?」

「き、気のせいだろ……」

「じゃああの2人もまとめて斬っちゃっていいのね?」

「い、いやそれァやめた方が……」

「フン……自分の仕事ぐらいちゃんと覚えときなさいよダメ天パ」

「うっせぇ黙れダメボサ」

「ボサボサじゃないしダメじゃないから秋津が1人になるまでつけるわよ」

「……」




「秋津蜻蛉さんですか?」

新八はとりあえず声をかけてみた。
振り返った男は「そうだが」と返してきた。

「万事屋です。今日はちょっと銀さん……主人……がいないンで、僕とこの娘(こ)が護衛しますンで」

「すまないね。ありがとう」

「でもなんでアルか。護衛なんて幕府の犬どもに任せりゃいーのに」

「ちょっと理由があってね」

「……  ん?」

神楽の目に映ったのは白髪の天然パーマのようなものである。
が、その物体はすぐにどこかに消えてしまった。

(何アルか……今の)

「秋津さん暑くないンですか?黒いコートなんて……」

「まぁちょっと寒がりでして」

「あぁそうなんですか。なんかすいません」

「いえいえ。じゃあ少しついてきてもらえますか」

「はい。行くよ神楽ちゃん」

そう言って3人はその場を離れた