二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 揺-tayuta-  あ、オリキャラ募集中でス ( No.52 )
日時: 2010/05/22 09:45
名前: 超電波人間Z ◆i9wQCXHO3o (ID: nOUiEPDW)
参照: テストなんてクソ食らえ!!

「「うおらァァァァッッ!!」」

「「にゃははははは!!」」

銀時と直芭はもう、御乱心、と言ったところである。
一方、楊と礼迩はなぜか楽しんだように飛び回っている。
猫の用に軽く銀時たちの攻撃をかわし、交わすたびに面白おかしく笑って見せた。

12@周りを見る目はとても大切だが、とても忘れやすい

「あーもー!!いちいちにゃぁにゃぁうぜぇンだよ!!」

そう叫んで直芭は目にも見えぬ速さで鞘を振りかざした。
が、交わされてしまう。
楊と礼迩は交わすだけで、攻撃は全くしてこない。本当に、追いかけっこをしているだけのように思えてくる。

「男のクセにヘラヘラしてンじゃねーぞ!!」

銀時もまた、楊に木刀を振りかざす。
楊ははらり、と交わし、銀時の木刀は空を斬った。
が、空を斬っただけでなかった。
木刀の先に、直芭がいたのだ。

((やばッぶつかるッ))

2人が同じ事を思った瞬間にはもう遅かった。
銀時の木刀は直芭の右肩を、直芭の刀の鞘は銀時の左肩を捕らえた。

「「ぃだぁぁぁぁッッ!!」」

2人はその場に転がった。
直芭がまだ抜刀していなかったことが不幸中の幸いである。

「あぁ惨め惨め。焦って空回り、結局自業自得」

「見てて笑っちゃうよ」

楊と礼迩はますます笑った。

「クソッ……」

ふと、直芭が秋津の方に目をやると、工場に入っていくのが目に映った。

「オイ坂田。もうコイツ等に構うのはヤメだ。秋津を追うぞ」

「あ?」

直芭は楊と礼迩の足目掛けて刀を横に振った。

「「うあァッ」」

今度は楊と礼迩が地面に転がった。
ソレを見下ろした直芭は鼻で笑ってやった。

「惨め惨め。オラッ銀時行くわよ」

「!いいけどオメー  」







“俺の呼び名、戻ってンぞ”

そう言おうと思ったがやめた。
銀時は直芭の後を追った。