二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 遊戯王の日々 ( No.2 )
日時: 2010/05/13 09:00
名前: バララ ◆1V5QpFfjiU (ID: xgraZn.Q)

第1話『遊戯王の達人(自称)』

「題名から自称かよ!」

「おぃ、まだ始まってないんだから出て来るなよ」

「お前が題名間違えr———」

「それでは始まりますので、ごゆるりと」

「って人の話を聞け!」






=某O県N市=

『カードショップ・M』

ここはおおi・・・・・・もとい、某O県N市のとあるカードショップ。

ここでは今、遊戯王というカードゲームの大会を行っており、今はその準決勝をやっている———

「スピア・ドラゴンでマシュマロンを攻撃! 効果で貫通ダメージだ!」

「うわぁ! 負けたぁー!!」

———訂正、準決勝を行っていた。

「それじゃ、受付行って報告よろしくな」

「くそぅ、春斗はやっぱり強ぇな」

「まぁな」

「さすがは遊戯王の達人を名乗るだけはあるな」

「や、だからそれは他のやつらが勝手n——」

この遊戯王の達人(自称)を名乗る少年こそがこの小説の主人k——

「おいこら、ナレーション。勝手に自称を付けるな!(怒」

・・・・・・チッ

「ちょ、何舌打ちしt——」

この遊戯王の達人{他称(自称)}こそがこの小説の主人公、春日井春斗その人だ。

「今度は他称に自称を付けやがった……もういいや」

「ん? どうした春斗?」

「あ、いやなんでもない(汗」

「? ならいいけど。それよりも、決勝の相手はやっぱりバララだってさ」

「またか(苦笑」

「悪かったな、またで」

「うおぅ!?」

春斗がそんな話をしていると、すぐ後ろから声をかけられる。

春斗はすぐに後ろを見る。

すると、そこには噂の人物であるバララがいた。

彼はバララ。何故か昔からこう呼ばれていたので、みんな気にせずそう呼んでいる。

「お、驚かすなよな」

「お前が勝手に驚いただけだろ」

「だな」

「うるせぇ!」

それから少し雑談をしていると、店の入口の自動ドアが開く。

春斗は誰か来たなぁと思いながら見ていると、見知った顔の少女が現れた。

「えっとぉ〜・・・あ、春斗いた!」

と、少女が春斗を見つけると、ヒョコヒョコと近付いてくる。

聞いたことのある声だったので、バララたちもそっちに視線を向ける。

「なんか用か、夏華」

「別に何も無いけど」

「じゃあ何で来たんだよ」

「だって・・・・・・暇だったんだもん♪」

それを聞いた春斗たちはずっこけそうになった。

——彼女は相田夏華と言って、春斗とバララの幼馴染の女の子。

彼女も一応は遊戯王プレイヤーだが、持っているデッキはほぼネタなので、勝率は低い。

まぁ、遊戯王をやろうと思ったきっかけが『このカード可愛いから私もやる!』なので仕方ないのだが・・・

夏華が来て少し経ってから、店の奥から店員がエントリー用紙を持って出て来た。

「それじゃあ、決勝をやるから二人はこっち来て」

店員に呼ばれ、春斗とバララは店員のいるステージへと向かう。

そこには、2つのデュエルディスクが置いてあった。

——このカードショップは、573公認店なので、公認店限定で支給されているデュエルディスクが置いてある。

誰もが使ってみたいと言うため、予約制にしているが、今ではすでに2ヶ月先まで予約がびっしりの状態だ。

なので、それまで待てない人は大会にでている。

決勝でデュエルディスクを使うことを知っているから。

「それじゃあ時間は今が2時だから、大体3時15分までね。君たちだから無いだろうけど、もし決着がつかなかったらエクストラターンに入って、それでもダメならライフが多いほうってことで、いいね」

「「はい!」」

「よし、それじゃあデュエルスタート!」

店員の掛け声と同時に、春斗とバララはお互いのデッキをディスクにセットし、展開する。

そして、お決まりのセリフを、その場にいる全員が叫ぶ。

「「「「「デュエル!!」」」」」

春斗:LP/8000
場:なし
手札:5枚

バララ:LP/8000
場:なし
手札:5枚