二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: あまつき【天竜桜*〜ココロノ君へ〜*】 ( No.15 )
日時: 2010/06/05 12:04
名前: ターフ ◆lrnC2c/ESk (ID: 8keOW9sU)
参照: http://名前変えたよ★(元はトコ)

「はっ?」
鴇時は、呆気な声で言う。
自分達がいる所では朽葉の方向に見えるのだが、朽葉からは鴇時の方向に見えると言った。
鴇時は太陽に指を差す。
「何言ってるの?太陽はあっちだよ!?」
「?」
二人の会話が良く分からない紺は黙って見る。
朽葉はその言葉を聞いて返す。
「だから!!ここから見るとあっちに見えるんだって言ってる!!」
その言葉を聞いて一旦思考停止をする鴇時。
だが、それは一瞬だった為整理する。
頭の中で整理すると、朽葉の言った事が分かった。
朽葉も鴇時も少しずつ冷や汗をかき始めた。
「「…と言う事は…?」」
異口同音でパタパタと差した指を下ろす二人を見て紺は状況が分かった。
「最、悪…だなっ…」
三人は少し呻って考える。
「やっかいな…。対侵入者用の結界か、何かで方向が狂うようになっている。どうする?」
「さぁな。だが、闇雲に歩くよりは「北へ進め」って言う言葉に従った方が正しいだろう」
二人の話の中、鴇時はまた冷や汗をかく。
「え…でもさやっぱり、方向の出し方が間違ってたりしたら…」
二人は鴇時の言葉に反応して、異口同音で言う。
「「その時はお前のせいだからな。責任取れよ!」」
「———!」
鴇時は、二人の言葉にプレッシャーをかけられたのだった。

      第10話 〜プレッシャー〜