二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: REBORN!  青き霧のセカイ ( No.26 )
日時: 2010/05/17 17:36
名前: 青霧 ◆wLSWAKdp4g (ID: IE3lMf.1)



「しかし雲雀が極限に早いのだ!止めれるものなら止めたいぞ!」
「・・・君たちが群れてるからいけないんだよ。・・・咬み殺す」
「わーーーーーーっ!先輩も雲雀も落ち着けって!・・・て、獄寺までっ!」
ボウンッ!
骸は頭を押さえた。
「・・・やれやれ、まずは雲雀恭弥と笹川了平を止める事ですね・・・。話はそれからです」
骸は三叉の槍を取り出し、ヒュンヒュンと回した。
そのおかげで煙幕がはれる。
するとそこには隙だらけの了平の頭を雲雀がトンファーで殴りかかるところだった。
———いけない!
骸は了平と雲雀の間に入り込んだ。
———ヒュッ

・・・・・・・・・ギィイイイイイイイインッ!!

骸の三叉の槍が、雲雀のトンファーを受け止めた。
了平、獄寺、山本、雲雀の目が驚きに見開かれる。
「「「「誰(だ)?」」」」
雲雀は素早くトンファーを構える。
骸はツナの方を見て言った。
「もう大丈夫ですよ、ボンゴレ」
するとすぐさまツナが顔を出した。
「骸!大丈夫だった!?」
「えぇ、何とか皆無事ですよ。・・・笹川了平が少し危なかったですが」
「・・・良かった!ありがとう骸」
ツナはホッとため息をつく。
すると黙っちゃいられない代表・獄寺は骸にくってかかった。
「・・・・・・おいテメェ、10代目とどういった関係だ?あぁ!?」
いきなり喧嘩腰の獄寺を山本がなだめる。
「おいおい獄寺、いきなりそんな訊き方ねぇだろ。ここはツナに訊こうぜ。なぁツナー、この人誰だ?喋り方からすると知り合いみたいなのな」
骸は少し驚く。
(・・・流石は雨の守護者・山本武。なかなか落ち着いてますね)
ツナは言った。
「あ、皆紹介するよ。この人は霧の守護者の六道骸。とっても強いらしくて———」
「ツナの右腕候補だぞ」
いきなり現れたリボーンに皆が驚く。
・・・しかし、1人納得のいかない人物がいた。
「こっ、コイツが10代目の右腕候補ぉ!?なんでですかリボーンさん!俺のほうがよっぽど———」
「まぁ候補だからな。気にすんな」
「気にしますよっ!!」
骸は思った。
(・・・何だか昔と大幅に変わっているような気がしますが・・・?)
まぁ、骸はそれでも構わなかった。
あんな地獄(復讐者の牢獄)にいるよりかはずっとマシだ。
そんな事を思っていると、雲雀が骸に話しかけてきた。
「ねぇ君」
「・・・何ですか?」
「きみ、強そうだね。遊ばない?」
雲雀はチャキッとトンファーを構える。
前まではのっていた骸だが、今回はそうはいかない。
「ここまで来て、君とは戦いたくありません」
「・・・?」
「あぁ、でも気分がいいときは遊んであげましょう。だから今日はお預けでいいですか?」
「よく分からないけど・・・、約束だよ」
雲雀は静かにトンファーを閉った。
すると了平は骸に言った。
「骸!さっきは極限に助かったぞ!!」
「いえいえ、お気になさらず」
「お前、いい奴なのな」
いつの間にか山本が会話に入ってきていた。
骸は微笑む。
「貴方ほどではありませんよ」
———その時。
「骸」
「?」
振り返るとそこには真面目な顔したリボーンが立っていた。
話があるようだ。
骸は素直にリボーンに付いていった。

“ムカシヲカタルトキ”