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「見ろ雲雀！！ぬいぐるみが取れたぞ！！」
「・・・・・・」
「おぉ！！お菓子も取れたぞ！！極限にUFOキャッキャーとは面白いな！」
「・・・・・・、煩い。咬み殺すよ？」
「おぉ！！また取れた！！」
「・・・・・・」
もはや言う言葉もない。
雲雀は踵を返し、ゲームセンターを出ようとした。
すると、
ヴォォォォォォォォン！
「！？」
紫の雲が雲雀を包み込む。
静かに、少年が姿を現わした。
「———初めまして、ボンゴレファミリー雲の守護者・雲雀恭弥さん」
小学生四年生ぐらいだろうか、紫の光を発する指輪を着けて、竹刀を持っていた。
「・・・ふぅん、君が例のマフィアかい？」
チャキッ、と雲雀は愛用のトンファーを構える。
少年は笑った。
「止めて下さい。僕は戦うのは苦手なんです。それにまだ死にたくないですしね」
ブォンッ！！
雲雀はトンファーを振った。
するとソレを予想していたかのように少年はかわした。
死角を狙ったはずなのに———。
雲雀はニッと笑った。

「———君、強そうだね」