二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: REBORN!  青き霧のセカイ ( No.37 )
日時: 2010/05/30 16:45
名前: 青霧 ◆wLSWAKdp4g (ID: tgMaGFHR)



「・・・そうですか、ありがとうございます」
ツナはペコリとカウンターの女に礼を言うと、ハァと溜息をついた。
骸が真剣な顔つきで言う。
「・・・なかなか手がかりが掴めませんね」
「うん・・・。やっぱりここじゃなかったのかなぁ」
失敗したかなぁ、とツナが落ち込む中、骸は眉を顰めた。
(おかしい・・・。もしかすると、アイラファミリーとは・・・“小学生”?)
骸は薄々感づき始めていた。
こんな小中学生が沢山いる場所に大人が身をずっと潜められるはずがない。
それにマフィアだ。
スーツ姿でゲームセンターをうろついていると、すぐに人目に付く。
それに骸は前いたエストラーネオで噂話を聞いていた。

———・・・赤ん坊の揃った最少年齢のマフィア。

その時の骸はまだ五歳だったため、十年経った今なら考えられないことはない。
骸は頬をかいて呟いた。

「急がないといけないみたいですね」