二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン!いいなずけを解除せよ! ( No.40 )
日時: 2010/06/01 19:28
名前: 青空銀華 (ID: gnc.UJpn)

第七話「見つからぬ影」

緑「い、一体どういう事なんだ?」
ヒ「いきなり二人が…円堂君に…?」

 円「一体…」

みんなが驚く中、鬼道が最初に我に返った。

鬼「何をしている!!二人をマークするんだ!!!」

 鬼道の一言で、皆が我に返った。
春「行きますよぉー!」
壁「うぉぉー!!マネージャー、行かせないっス!!ザ・ウォール!!」

ぱりーんっ!!

 壁山が跳ね返したボールは、宙に浮きヒロトに行った。

春「さすが!やりますねぇっ」
壁「負けないッスよ!」

二人が喋っている間、豪炎寺と円堂と鬼道は少し集まっていた。
鬼「気づいてるか」豪「あぁ」
円「音無…本気じゃないな」
鬼「…あぁ、まるで、
  
      『俺達を試している』かのようだ」

豪「気を抜かずに行こう」
 その言葉に頷いた二人は、お互いの位置に戻って行った。


ヒ「豪炎寺君!」
 ヒロトからパスを貰った豪炎寺は、そのまま無人のゴールに走っていく。
 そこに現れたのは——

豪「———来たな、音無」

 春「行かせません!」

豪「爆熱・ストーム!!」
 豪炎寺が決める。皆がそう思った時。

              
           円「——まだだ」



春「———」
 すぅっ、と春奈はゴールの前で構える。

立「!あの構えは——!」

     


     春「マジン・ザ・ハンド」



ピー—————ッッ!!!

『これは…一体どういう事なのでしょうか!!?
  マジン・ザ・ハンドが……使われたァァ!!!』


試「ミラーチェンジは、相手の姿になれるだけでなく、相手の必殺技も使えるようになる。……つまり」


 しゅうぅぅぅぅ………


春「己の力が、己をはばむ力となる!」

試「ゴール使われそうになったのは危なかったなぁー。さすが豪炎寺君」
春「でも、次はこっちも点を入れていきますよ」
試「春奈いいのあるもんね」春「試音君こそ!」

 笑う二人に周りが顔をゆがめる。

春「———っ!」
試「?春奈?」
春「なんでもないの!鈍っちゃったかなぁ、体!」





秋「音無さん………」


気のせいかな?



冬「なんだか……音無さんが…」


     (「寂しそうに見えた…」)