二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン!いいなずけを解除せよ! ( No.5 )
- 日時: 2010/05/18 21:48
- 名前: 青空銀華 (ID: gnc.UJpn)
第一話「面影」
綱「おーい!いくぞ立向居ー!」
立「はい!お願いします!」
綱「ツナミブーストォォ!!」
立「ムゲン・ザ・ハンドぉぉー!!」
豪「虎丸!」虎「はい!」
虎「タイガーっっドラーイブ!!」
円「正義の鉄拳ー!!」
わーわーわー
春「…いいなぁ」
ぽつ、と春奈はつぶやいた。
春「私も、試音君とサッカー、したいな」
『ぜったい、はるなのところに戻ってくる』
そうあれは、時を遡ること4年前。
———
試「はーるーな!」春「わっ!試音君!脅かさないでよ〜…」
試「それよりさ!サッカーしよサッカー!」
春「…うん!」
私がまだ音無家にひきとられて2,3年あまりの頃、音無家の本当の子供、試音君といつも日曜は二人で、試音君の大好きなサッカーをしていた。
…うぅん、私も好きなサッカーを。
春「ねぇ、お父さん…」
冬「?どうしたんですか…?音無さん…」
春「え!?いや、なんでもないの!」
はははと笑ってごまかす春奈に、冬花は?マークを浮かべる。
秋「みんなー休憩よー!ドリンクあるから取りに来てー!」
おぉっ!!とみんなの声が重なり、みんなが笑う。
いいなぁ、こういうの。あったかい感じ。
ぼーっとしていると、お兄ちゃんに声を掛けられた。
鬼「春奈、具合でも悪いのか?」
春「え。う、ううん!そんなことないよ!!ただちょっとぼーっとしてただけ!」
鬼「そうか…無理はするなよ?」春「うん!」
鬼道は少しこちらを見た後、戻っていった。
流石お兄ちゃん。鋭い…
はははと苦笑いを浮かべていると、もう一人近寄ってきた。
立「おおおお音無さん…」
春「?立向居君…」
立「大丈夫ですか?元気ないように見えちゃって…その…」
おっと、こちらも鋭い。
春「うぅん。大丈夫!!ありがとう、心配してくれて」
立「いいいいいえ!すみません。では俺、練習に戻りますんで…」
春「うん!頑張ってね」
立「はい!」
みんなみんな、心配してくれてる。
これはもう元気にしなければ!!
そう決心した春奈とは裏腹に、雷門中にはある男の子が来ていた。
「…やっと、会える。
……春奈」