二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *+テニスの王子様+* 短編小説集 ( No.9 )
日時: 2010/05/19 21:54
名前: 永遠 ◆Mo6BD6zXCI (ID: HnQQx7lG)
参照: 永遠。イツマデモ、限リナク続クコト。…貴方ヲ永遠ニ愛シマス。


“雨と涙”


梅雨。
天気予報の通り、かなりの量の雨が降ってきていた。
向こうでは、雷も鳴っている。

早く、早く、帰らなければ…。

帰る…??
帰るって、どこに…??
こんなボロボロの姿で、何処に帰るって言うの…。

周りの目が、痛い。
当たり前、だよね。
どしゃ降りなのに、傘も差さないで歩いてるんだから。

でも、良いの。
そんな目線、どうってコトないよ…。
ぎゅっと、自分を抱きながらまた歩み始める。

あぁ、雨、降ってくれて良かった。
泣いてるの、分からないよね。





「傘、持ってないの…??」





当たっていた雨が当たることもなく、頭上でポタポタと音が響く。
「あ、ふ、不二さ、ん」
ゆっくり喋れば、相手はニコッと笑う。

「一緒に帰らない?? 輪廻」
どうしよう。どうしよう…。
この優しそうな笑顔も、今の私にとって、





“恐怖”でしかない。





「大丈夫。ボクは、何もしないから」
何で、何で、何で、知ってるの…。
「あ、そうだ。これ、絆創膏。首につけた方が良いよ」
貰うと、直ぐに首に絆創膏を付ける。

「えっと、ありがとう、ございます」
ペコッとお辞儀をすれば、相手は相変わらず笑顔。
「これ、お守り」
紙を渡されれば、書いてあるのはアドレス。

「何か遭ったら、ボクに言って。裕太達には言いにくいだろうから」
コクンと頷くと、もう私の家の前。
「じゃぁ、気をつけて」
私が手を振れば、不二さんは元来た道に引き返す。

あ、反対、だったんだ。
迷惑、だった、よね…。

「そうだ。メールしとかないと」
携帯を取り出すと、“暁 輪廻です”とだけ打って相手にメールをした。

***

「あ、メールだ」

シャワーを浴びている間に来ていたみたいで、慌てて中を見る。

「あ、唖李栖にバレてないか、心配してくれてる…。優しいなァ、不二さんは」
少し微笑みながら、ずっとずっと下を見てみた。





「え…」





カチャンと、携帯の落ちる音。














『好きだよ。ボクのコトを振り向かせて見せるから』





















ドクン、ドクン、と脈が打つ。




「不意打ち、です」





***





あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

ごめんなさいィィィィ!!!!

短編、初挑戦★

………、沈没です。

何を書きたいんだろ…。

えっと、次からは反省を生かして、頑張ります!!!