二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 〜鏡音リンレンでオリジナル〜コメ募集! ( No.10 )
日時: 2010/05/22 16:34
名前: 燈玖黐(ひくり) (ID: QJSI9r3P)

優しさなんて
  皆偽りで良い。

第3章((早く終わらせてやるぜ☆by燈玖黐))


カーンカンカーン

「おーい!!皆逃げろ!!爆弾がくるぞーー!!」

空の上には、爆弾を持った飛行機がある。

あたしは、それをみた。

周りの人達は、どんどん逃げていく。

転んだ人を助けずに、

あぁ、人間の本性ってこういう時に表れるんだ。

ただ、自分だけ助かりたい。
後は、どーでもいい。





「君、早く逃げなよ。逃げないと殺されるよ。」

ふと声を掛けられた。

私は、無視した。

早く、どっか行ってよ 

そう思いながら



「早く!!」

その瞬間、強く手を握られた。

「ちょ、離して!!」
リンは、怒りながらそう言った。

「やだ」

目の前にいるのは、少年だった。

金髪の髪。
リンも金髪の髪。

「ヤダって……即答しないでくれる!はやく離して!」

リンは、暴れ始めた。

「んじゃあ、逃げないなら離す」

「逃げない」

少年は、ぱっと手を離した。

周りは、燃えている。
焦げ臭い臭い、人が焼けている臭い。

なんだか、淀んでいて暑くてそんな空気。

「君、名前は?」

少年は、キョロキョロしながら言った。

「リン、リンよ、あんたは?」

リンは、不機嫌そうに言った。

「レン、俺はレン。宜しくリン」

レンは、リンの方を向いてそっと微笑んだ。

リンは、びっくりした。
その顔、髪、瞳、全て似ていたから。

「あ、リン。あそこの森に行こう。あそこなら爆撃は少ない」

レンは、薄暗くて広い森を指差した。
リンは、嫌そうな顔したが、渋々付いてった。



















「ハァハァ、まだ休憩しないの?」

険しい坂を上っている、リンとレン。

レンは、軽々に上って行くが。
リンは、ゆっくり息を切らしながら上っている。

「あぁ、あの滝に付いたら。休もう。野宿だけど」

レンは、汗を拭きながら言った。
リンは、大きなため息を付きながら

黙って上った。












「付いたーー!!ふぅ〜。これで休める」
リンは、草がある所にダイブした。

「喜びすぎ、魚でも釣るか。」

レンは、ズボンの袖を捲りシャツを脱ぎ。
上半身裸になり。

魚を獲り始めた。


バシャ、

「あ〜、逃した。クソ!」

リンは、水の中に足を入れてそれを見ている。

「リン!そんなことしないで、手伝えよ」

レンは、少し怒り気味に言った。
「え〜。だってシャツ濡れるもん。」

「んじゃあ、火熾してて」

「はーい」


リンは、言われた通りに火を熾そうとするが、
上手くいかず。


「な、なにこれ!全然なんない!」


「なにやってんだよ。普通出来んだろうが」

レンは、少し大きい魚3匹持ってやってきて。

「出来ないよ。こういうのやったことないし。」

リンは、ため息付きながら言った。

「はっ?お前よく生きられたな。この時代で」

レンは、火を熾しながら言い。
「……まぁ、私がいけないんだよね。あんたは、大切な人失くした?家族とか……」


リンは、空を見上げて言って。

「あぁ、失くした。母親を」

「そっか、この戦争。いつまで経っても終わんないよ」

リンは、水に映る自分を見ながら。

「なんで、言い切れる?」
レンは、火を熾して。魚を焼き始めた。


「……まだ、あんたには言えない。心を開いてないから」

パチパチ……
木や葉が燃える音。


「ふ〜ん、ん。出来た」

レンは、一匹の魚をリンに渡し。

「ありがと」
リンは、それを受け取って食べ始めた。

「火が燃える音、大好きだな」

リンは、小さく呟いた。

「何で?火は人の命を奪うんだぞ」

レンは、シャツを着ながら言った。

「別に、火が悪いわけじゃない。火を熾す私達人間がいけないのよ」

リンは、火を見つめながら。


「リンって、なんか普通の人達と違うな」

レンは、魚の骨を捨て。

「よくいわれる。さぁ寝ましょう。敵にこの煙気付かれたらやばいわ。」

「あぁ」

レンは、滝から水を持ってきて。
火を消した。
火が消えた瞬間、真っ暗になって何にも見えなくなった。


「あ、レン。」

「何?」


「あたしに近付かないでね。」

「だ、誰が近付くかよ!」

レンの声は少し動揺してる。
リンは、その声を聞いて笑いが零れた。

「クスッ。お休み」

「あ、あぁ。お休み」





あとがき

あ、いいな。
レン君近付いて私に!!!!!((((

はい、嘘です。

あ、ボカロの曲でこれ小説にしてほしい!

というものがあったら、私に言ってください。
めっちゃ、頑張ります!

では