二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 〜鏡音リンレンでオリジナル〜コメ募集! ( No.11 )
日時: 2010/05/23 12:05
名前: 燈玖黐(ひくり) (ID: MX8BW3Ro)

存在。
じゃあ、あたしが消えれば全て終わる——?
終わらないよね。


第4章

「いや、どうして……!どうしてあたしなの!!あたしは何もしてない!この戦争に何の関係もないんだ!」


「黙れ!お前には特別な力があるんだ!その力があれば!この戦争は終わるんだ!」

「あたしには、そんな力ない!あたしは人間だ!簡単に死ぬ人間だ!」

「違う!お前にはまだ分かってないが。いずれ発揮する」

「そんな、はずない!力なんて……!」










だから、逃げ出した。

もし、あたしの中に力があるのなら、
戦争を止められたはず。

戦争は早く終わったはず。だけど

力なんてあるはずないんだ……。
あたしは、弱い。

逃げ出した罪。これは重すぎるんだ。
でも、涙なんて出ない。

涙なんてだしちゃいけない。
本当は、笑っちゃいけない。



だって、本当ならばあたしが悪いんだもん。








「い、おい!起きろ。朝だぞ」

「んっ?」

リンは、起き上がり。周りを見た。
滝と綺麗な朝日。でも少し歪んでいた。

「あぁ、野宿したんだっけ?これからどうすんの?」

「村に向かうつもりだ。」

レンは、地に指で地図を書き。

「村って……、どこの?」

「俺の故郷。もう、焼けてるとおもうが。」

「ふ〜ん、じゃあそこに向かいましょう。」

「あぁ、道のり険しいけど頑張れよ。」


「はいはい」












「おい、ここで休むぞ」

リンとレンがいる、森に敵国のパロップ国の兵士がやってきた。

「はっ!メイコ隊長!」

兵士率いるのは勇ましい女隊長メイコだった。

「ったく、糞上司が!あんなクソ娘を連れてこいなんて。まぁ出世が出来るからいいが」

メイコは、銀に鋭く光る剣を見つめ。

「メイコ隊長!たった今の情報で、金髪の髪の少女と少年をを見つけました!」

「分かった!今すぐ追いかけろ。金髪の少女は生かして連れて来い。」


「えっと、少年の方は?」

「無駄な事を言わせるな。分かるだろう?必要な物ではない。切り捨てろ。」

メイコは、冷たい眼差しで兵士の一人を見た。

「は、はっ!分かりました!お前ら今すぐ取り掛かれ!」


そして、兵士たちは森の中を探索し始めた。







「待ってろよ。小娘」