二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〜鏡音リンレンでオリジナル〜コメ下さい! ( No.15 )
- 日時: 2010/05/23 15:15
- 名前: 燈玖黐(ひくり) (ID: VlEkFmzy)
ほら、見て。
あたしと居るだけで、人が簡単に居なくなるんだ
第5章(yuki様のオリ出させてもらいます!)
「レン、この森騒がしくなってない?」
リンは、眼を瞑り耳を澄ました。
「おい、あっちに行ってみよ。」
「あぁ、そうだな」
「レン!伏せて!」
リンは、レンの袖を引っ張り木の影に隠れた。
「いないな、まったく。この森広すぎるぜ」
「本当だよな」
そういって、二人の兵士がリン達の目の前を通り過ぎた。
「あ、あれ、パロップ軍の兵士じゃないか。なんでここに」
リンは、それを聞いて眼を見開いた。
『お前は、力があるんだ!』
この言葉がリンの頭に響いた。
そして、考え始めた。
レンを見つめながら。
もし、あたしに力があるのなら。
相手は、この力を欲しがっている。
そして、それがいやであたしは逃げ出した。
あたしの父は、もうこの世にはいないだろう。
あたしを逃がした事になって、
それで。あたしを探してるのか?
なら、隣にいるレンはどうなる。
もしかして、”死ぬ”?
ダメだよ!
この人だけは、生かさないと!
「あ、」
「んだよ?」
「レン、レンの服貸して。それと髪結んでるゴムも。」
「はぁ!?俺、裸になるじゃん!ふざけなよ!」
レンは、動揺しながらも否定した。
「大丈夫、あたしの服貸してあげる。」
リンがそういった時。
レンは、驚いて。
「ふ、ふざけんな!!俺は女装なんてしねぇぞ!!」
少し、大きい声で言った。
「しっ!静かに!大丈夫!すぐに戻る。もう村が見えてる、あそこでまた会いましょう。その間あたしに成り切ってね!」
リンは、ウィンクしていった。
「お前が村に来たら全部話して貰うからな!」
「分かった。さぁ着替えて。あたし眼瞑ってるから」
「う、うわー。こんな服着たかねぇ—……。」
レンは、服を見ながら言った。
「よし!レン!まっすぐに村に行くのよ!敵軍に捕まらないでね!」
「あ、あぁ。」
「んじゃあ、今からスタート!じゃーな!」
リンは、完璧にレンに成りきりどこかへ行ってしまった。
レンは、慣れないスカートを履いてる為、動きにくかった。
「村に向かいますか」
レンは、辺りを見ながら村に向かった。
ガサッ!
レンは、物音がしたので音がした方を向くと
銀髪の髪をしてて青い瞳をした少女だった。
レンは、ホッと安心した。
「君、ここにいたら危ないぜ。あ、」
レンは、今女装してる事を思い出し。
「君、ここにいたら危ないよ」
少し、女声にして言った。
「……別に、私は村に向かってるだけだし」
少女は、そっぽを向き村へと歩き出した。
「あの、村に行くの?ならあたしも同じだから一緒に行こう」
レンは、苦笑いしながら言った。
「別にいいけど」
「あ、名前は?あたしは、レン。じゃなくてリン。宜しくね」
「リンね、私はナギ。涼音ナギ。宜しく」
ナギは、どうやらレンの事を女だと信じた。
ドン!ドン!
「いたぞ!金髪の少年だ!殺せ!」
「ぐあっ!くそっ!!」
リンは、片腕に怪我をした。
怪我をしても、レンに成り切った。
ドン!
次は、足。腕。
歩くのも辛くなり。
リンは、目の前が暗んできた。
あぁ〜。どうしよう。このまま死ぬのか。
でも、それはいけない。
リンは、目の前を見ると。
崖だった。
それも、結構の高さだ。
「少年!もう降参するんだな!お前は終わりだ」
「フッ、まだだよ。おじさん。」
リンは、微かに笑い。
唾を飲んで、眼を瞑り。
「ま、まさか!!」
「じゃーな」
リンは、崖から飛び降りた。
あとがき
yukiさん、
さっそく、ナギちゃん出させて貰いました!
キャラ破損しなければ・・・いいのですか・・・!