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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 〜鏡音リンレンでオリジナル〜コメ下さい! ( No.78 )
- 日時: 2010/05/26 11:21
- 名前: 燈玖黐(ひくり) (ID: dHuJp/ow)
第1章
「ねぇ、レン。もう少しで11月だね。今年も雪。降るかな?」
金髪の髪で綺麗な青い瞳の少女窓の外を見ながら言った。
「あぁ、きっと雪降るよ。そんときはいっぱい遊ぼうな」
レンと呼ばれる少年は、ニコッと笑った。
リンも、ニコッと笑った。
「そうだね、いっぱい笑って遊ぼうね!あ、そうだレン!ピアノ弾いてよ!」
リンは、レンに近寄り。
「え〜、どんな曲?」
「ん〜。あれ!いつも弾いてる曲!」
「あ、あれか、いいよ」
レンは、グランドピアノでリンが好きな曲を弾いた。
レンは、眼を瞑りながら弾いた。
切なくて、でもどこか優しくて。
「私、この曲大好き!あ、そうだ!唄、作ろうよ!」
「唄?」
レンは、指を止め。驚いた顔で言った。
「私は、この唄に歌詞を付けて、私が歌うの!良いでしょ?」
「別に、いいけど。まぁリンの声は好きだから」
レンは、ため息しながら言った。
「ありがとう!レン!んじゃあ!作ってくるね!」
リンは、自分の部屋に行った。
「頑張れよ!」
バタン。
「ゲホッ!ゲホッ!」
「やだ、私風邪引いちゃったかな?」
リンは、手を見た。その時眼を見開いた。
「血、が付いてる……」
きっと、気のせいだよね。
たまたま、出ただけ。
そう、信じさせて。
「唄、作らなきゃ!」
ねぇ、この時からなんだね。
私の最期のカウントダウンが始まってた。
でも、この時の私達は気づいてなかった。
ずっと、笑っていたかったんだよね——。
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