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　　　　　　　　第一訓
「他人の自己紹介を真面目に聞く人とかいんの？」

　「はい　じゃ、順番テキトーにその場で自己紹介」

　それぞれの教室に戻った後銀八先生がダルそうに言った

　そして1番最初に立ち上がったのは丸メガネの女の子＿＿　神楽だ
　
　「皆のアイドル神楽アル!!」

　皆って誰のことだよ!!

　心の中で突っ込むメガネの少年、新八

　「はい座れー　はい次ーあ一言ずつな」

　銀八は神楽が一言いうとそれで強制終了させた

　——これで本当に教師なのか？

　新八は疑問が多すぎて困った

　次に立ち上がったのは茶髪の沖田くんだ

　「沖田でーす　趣味は拷問と土方死ねでーす」

　「ちょっと待てぇェェェ!!!」

　沖田の自己紹介につっこんだのは土方君だ

　「おいテメッ趣味が土方死ねって言葉おかしーだろーが!!先生からも何か言っって「はい次」

　「先生ぇぇぇぇぇぇ!!!」

　哀れな土方はその勢いでたちあがったまま自己紹介をはじめた

　「土方です趣味はマヨです」
　「ってアンタもかいィィィ!!!」

　ツッコミ体質の新八は思わずつっこんでしまったのだ

　そして土方と同じようにそのまま紹介をはじめた

　「えと志村新八です好きなアイド「次ー」

　他の人達よりすぐ終了させられた

　「まだ一言も言い終わってないんですけど」

　すると銀八は呆れたように言った

　「よく考えろよ　お前みたいなダメガネの自己紹介なんて皆興味ねーんだよ」

　「ちょっ　ヒドくないですか!?」

　「ひどいのはお前のメガネの度だ」

　「いや　うまくねーし!!!」


　そんなツッコミも無視され自己紹介は続いた——