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そして。

一通り自己紹介を終え（メイコ姉さんもなんとか連れてきた）、
ナギさんがお手洗いはどこですかと言ったので、ミクが連れて行った。

で、今俺たちは、感想を言い合っている。

「けっこう美人だったな。性格はまともそうだし。」
が俺。

「そうだね〜！リンといい勝負！」
がリン。対抗意識オーラが体中からにじみでてるぞ。

「けど、口数が少なかったですね。」
がルカ姉さん。黒くなってない…ホッ。

「まあ、僕はクールな人も好みだよ！」
がカイト兄。ミクとベクトルが全然違うんだが（性格の）。この女好きめ。

「吐きたい」
…うん。メイコ姉さん、ここでは吐かないでくれ。

！かえってきた。

「失礼しました」

そうよく通る声でいうと、ナギ…姉さんは静かに椅子に座った。

……なんか堅苦しい。

「あのさ、ナギ姉さん、そんな堅くなんないで。俺たちもう家族なんだし。」

「そうそう！レン君の言うとおり！まあクールなナギちゃんもかわいいけど」（余計なこというんじゃねえ

「………でも」

ナギ姉さんはこっちをキッと睨み、

「私たち、結局他人じゃないですか。
家族なんて関係、そう簡単にできるものじゃない」

と、冷たくいいはなった。