二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.134 )
日時: 2010/05/29 07:39
名前: *yuki* (ID: yjS9W/Zh)

「……」

窓を閉めても、ナギ姉はずっと外を見たままだった。

「どうしたんだ?なんか気になることでもあった?」

話しかけると、ナギ姉は顔を動かさずに答えた。

「…雨…」

え?雨が…なに?

窓に近づいてみる。

どんよりとした空。
その灰色の雲から降る、大量の水。

でも、特にかわったことはないと思うけど。

「…今は原石。
磨けば、きれいになる。」

俺のことなど気にせずに、
ナギ姉は、そう、独り言のようにつぶやいた。



「よ〜し、全部つけられたわね!
一時間後が楽しみだわ!」

…リン、一時間後って…
それ本気で言ってるのか?

「ああ!
…けど、もう疲れたな。
ナギ、夕ご飯準備して〜。」

メイコ姉さんにしては、疲れるの早くない?

「あっ、はい!わかりました!」

ナギ姉がキッチンに小走りでいくと…
自然にみんな、解散となった。