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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.151 )
- 日時: 2010/05/29 15:03
- 名前: *yuki* ◆R61No/hCwo (ID: yjS9W/Zh)
……マジか…。
いや、そんな馬鹿な。
だって今日俺が玄関をでていくとき、確かに隣の家の表札は【田中】だったはずだ。
冗談、だよな?
レンがあせっている時。
ボカロ家もあせっていた。
「ちょっと、みんな!」
リビングにドタバタと駆け込んできたミク。
その表情は、いつものお気楽なものではなく。
「どうしたんですかぁ、ミクお姉さま〜」
レンがでかけてしまい、つまらなそうなリンがちらっとミクを見た。
「大変なの!お隣の田中さん、今引っ越すんだって!!」
…………。
リビングに静けさの天使がとおった。
「ミクちゃん、それはさすがにないわ。
あなたの聞き間違いじゃないかしら。」
妙な静けさのなか、微笑しながら口をひらいたルカ。
ちなみに目は笑っていない。
「ち、ちがうよ!ホントなの!ホント!
お隣見てみればわかるから!!」
必死なミク。
「ハハハ、じゃあ見てみよっか。」
クスクスと笑いながら窓を覗き込むカイト。
しかし、その笑いはすぐに驚愕の表情に変わった。
「え…」
青ざめていくカイトを見て、ルカとリンとメイコは、
「まさか」と思いながら窓にいった。
そして。
「ええーーーーーーーっっ!!!!」
地面がゆれるほどの叫び声が。
3人の口から発せられたのであった。
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