二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.182 )
日時: 2010/05/30 13:39
名前: *yuki* ◆R61No/hCwo (ID: yjS9W/Zh)

「待って、リンさん」

コンビニにつづく坂道を、どんどんのぼっていくリンさん。
疲れないのかしら。

「はやく、ナギ!」

「ええ…
あ!リンさん!」

ドンッ

こっちにふりむいたその時に、前からきた人にぶつかった。

「あ、ゴメンなさい…
って、アイ!」

えっ。

リンさんとぶつかったのは、アイさんだった。

「奇遇ですね…
あら、ナギさんも一緒なの?」

「はい。こんにちは、アイさん。」

軽く会釈すると、むこうもかえしてくれた。

「ナギさん達は、どうしたんですか?
こんな暑いのに…」

「えっと…「それは!
このえらいリン様が、自主的にみんなのためにアイスを買いに来たの!」

…リンさん…。
まあ自主的だった…けど。

でも、それは…

ああ、言っちゃいけないわね。こういうこと。
それにしても、レン君ってけっこうにぶいのね…

なんて考えてると。

「そうなの?実は私も…。
ほら、チョコアイス!」

見せてくれた袋には、確かにチョコアイスがたくさん入っていた。
…ちなみにエコバッグよ。

「チョコ、好きだものね…。」

「はい!もちろん」

胸を張って答えるアイさん。
チョコへの情熱がはげしいわ。

「…なら、アイ。ちょっとここで待っててよ。
私たちもすぐ買ってくるから…
そしたらみんなで食べよ!
どう?」

リンさんが人差し指をたてて言った。

「いいですね!わかりました。ここで待ってます。」

アイさんはこくんとうなずき。

「じゃあ、なるべく急いで行ってきますね!
さ、いこ、リンさん」

「うん!」