二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.187 )
日時: 2010/05/30 17:40
名前: *yuki* ◆R61No/hCwo (ID: yjS9W/Zh)

今、テーブルにはボカロ家全員と、アイさんがいる。

リンから事情を聞き、ナギ姉を待ってるところだ。

「ねえ、ナギは先食べててって言ってたし(嘘)、早く食べよーよー。」

不機嫌そうに言うリン。お前はホントにお子ちゃまだな。

「こういうときはなんて言ってたって待つもんなの!礼儀!」

「……はーい。」

頬をふくらませる。これぐらいも我慢できないのかよ。

「それにしても、どんな用事なのかなあ。」

「ああ、それはミク、きっと…

バタン!

ドアが閉まる音がした。
全員が玄関を見る。

「帰ってきたみたいですね!」

アイさんの言うとおり、ナギ姉がリビングに入ってきた。

「ゴメンなさい、ちょっとネコちゃんとおしゃべりしてたの…。」

話せるのかよ。
ああ、でもナギ姉ならできるかも。

「毎日の日課って…それ?」

「ええ。そうです。」

「……ふーん…。」

よくわからん、という顔をしてるリンに、
?マークがでてるナギ姉。
本人にしてみれば普通のことなのか…。

「ほらほら、じゃあ全員そろったし、はやく食べよう!」

カイト兄が言った。
「よし」と言えば、すぐに食べつくすような気がする。

ナギ姉が席についた。

そして、みんながいっせいに。

「いただきまーす!」





がつがつがつがつ。

犬食いのような食べ方をしているカイト兄はほっといて、

うん。おいしい。
そう素直に思った。

ちなみに俺のはミント味。
リンのがオレンジで、メイコ姉さんがリンゴ。
ルカ姉さんがエスプレッソで、カイト兄はいろいろミックス。
ミクはバニラにネギをくわえて食べている。
そんでナギ姉はイチゴ。アイさんはもちろんチョコ。

あ、アイさんをのぞき、他は全部カップだよ。

で。

みんなが少しずつ交換してても、
アイさんはチョコだけを食べ続けている。
スプーンもってくれば、わけるのに。

「ホントにチョコ、好きなんだね、アイさん…」

熱心にアイスを食べていたのを…いや、食べながらこっちを見た。

「はい。好きですよぉ。
…あ、アイでいいですよ。
みなさんも。」

「…じゃあ、アイ。
口のなか、甘ったるくなんない?
水、飲んだ方が…。」

そのままの勢いだと、味覚がおかしくなると思うんだが。

「いえいえ、大丈夫ですよ。
私、チョコならいくら食べてもなにも起こりませんから。」

笑顔で言うアイ。
…変わった体質だな…。


まあ、そんな感じで、午後のおやつは終了した。