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「じゃあ、さようならー」

「ばいばーい」

もう4時半になり…アイが帰っていった。


「おいしかったわねー、うん。」

ひとりでうなずいているリン。

「だろう？やっぱりアイスは最高なんだよ。」

いや、ひとりじゃなかった。カイト兄もいた。

「ところでレン君。夏といえばなんだと思う？」

いきなりカイト兄が質問した。

…夏…？

「海、とか？」

「ブッブー」

俺の答えを聞いたとたんにバツマークをつくったカイト兄。
なんかむかつくな。

「正解はアイスでしたー
ね、リンちゃん！」

「そーよー、そんなこともわかんないのー？
レンって馬鹿ねｗｗ」

二人でクスクス笑っている。
くっそむかつくー！！

「と、いうわけだから、
明日はレンがアイス買ってきてね！」

はあ？

「なにそれ？」

「だから、クイズに答えられなかったんだもん！罰よ！
明日も暑いらしいしー。」

…………。

「ふざけんなっ！！！」



どーやら、明日も大変な一日になりそうだ。


おわり。