二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.224 )
- 日時: 2010/06/05 14:11
- 名前: *yuki* ◆R61No/hCwo (ID: yjS9W/Zh)
(注:ここから話がラブコメ風味になってしまっています!!見ない方がいいよ!)
寂しく庭で働いている三人を、じっと物陰から見つめる姿があった。
「……レン、ゴメンね…」
白いリボンと、金髪の髪がゆれる。
リンである。
彼女が生物に謝るなど、めずらしい、非常にめずらしいことだ。
…だいたい…
「このままほっといておくなんてできないわ…。」
ゴゴゴゴ…と炎を燃やすリン。
レンが!ナギと!アイと!三人きりなんて許せない!!
絶対にこれはほっとけない!見はっといてあげるんだから!
そう、一人でメラメラと闘志の炎を燃やしていたリンであった。
「リン、どうしたのー?」
ふいに後ろからかかった声に、ビクッとするリン。
「あ、ああ、ミク…お姉さま、別に、なんでもないですぅ…」
リンは冷や汗をかき。
そして、あることを思いついた。
「あの、ナギお姉さまとアイさんは、もう休憩してもよろしいんじゃないでしょうか…
だっ、だから、ミクお姉さま、ちょっとお相手していてくださぁい…」
「うん、いいよ。」
即答するミク。彼女は疑うということを知らないのだ。
…だから扱いやすいんだよな、こいつ…
と、リンは思っていた。
「ナギー、アイー!」
窓からミクの声がした。
「どうしたんですか?」
アイが走り寄っていく。
すると、ミクはこう答えた。
「えーっと、ナギとアイはもう休んでてもいいってリンが言ってたよ。」
……はあ?俺は?
「え、でも、レン君は?」
ナギ姉が問いかける。いいこと言ってくれるなぁ。うんうん。
「…………。
ちょっと待っててね。リンー!」
ドタドタと走る音が聞こえてから数分後。
「あのね、レンは、私が手伝うから、大丈夫…って言ってた。」
…リンが?手伝う?聞き間違いじゃねーの?
「だから、とにかく二人はあがって!」
「ああ、はい…」
不思議そうな二人。
「ゴメンね、レン君…。さき、あがってるわ。」
「いや、平気平気…。」
そう言うと、ナギ姉は頭を下げ、中に入った。