二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.255 )
日時: 2010/06/05 14:43
名前: *yuki* ◆R61No/hCwo (ID: yjS9W/Zh)
参照: 勉強やんなきゃ……

うう……。

眼を開けると、心配そうなナギ姉と、呆れたような顔をしたリンがいた。

「大丈夫?ボキッて音がしたけど……。」

そんな音がしたのか、俺。

「いや、骨とかは、折れてないけど。」

「そう、よかった。」

安心したように言うナギ姉。優しいなぁ。
それに比べて。

「ったく、あんなこと言ったら怒るにきまってるじゃない!
なに考えてんのよ、バカレン!」

……もとはといえばお前の責任じゃないかと思うのは俺だけか?

「うるせー!
……ところで、ランはおさまったのか?」

「ええ!みんなで苦労してリボン付けたのよ。
そのせいで私、ここすりむいちゃったわ。」

知るか馬鹿。
……でも、どれだけ過酷な戦いだったんだろう。想像するだけで恐ろしい。

「それじゃあ、リビングに行きましょう。
今ケーキ食べてるところなの。」

「ああ、うん。」

……でも……

「リン、お前はもう食べたのか?そうだよな、俺よりケーキのほうが絶対大切だもんな。」

「なっ……」

そんじゃ行くかと立ち上がると、リンに肩をつかまれた。

「まだ食べてないわよ!
……か、勘違いしないでよね。弟だし。まあ、たまには面倒見てあげようかと。ほら、私って優しいし……」

はあ?
なんかぶちぶち言ってるリン。

「ナギ姉、こいつはほっといて早く行こうぜ!」

「え?え、ええ……」

あっ、ちょっと待ちなさいよ!!
という声は無視!