二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.299 )
日時: 2010/06/11 18:56
名前: *yuki* (ID: yjS9W/Zh)

注:アップルパイのレシピなんて知るかという考えの作者が超適当にやったもんですよ。絶対おかしいですから。



「じゃあまずリンゴを切りましょうか。」

冷蔵庫から赤くて大きいリンゴを2,3個取り出すナギ姉に、

「ナギちゃん、普通に切っていいのかしら?
あ、まな板1つしかないんですよねぇ。誰が殺ります?」

と話しかけたルカ姉。今誤字があった気がするんだが……

「そうですね、普通に……
切りたい人、いますか?」

トン、と丁寧にまな板にリンゴをおくと、ナギ姉はみんなの顔を見回した。

すると、リンがにっと笑って言った。

「……ね、ナギ、ちょっとお願いがあるんだけど、
あのね、皮……クルクルって、切っていくの、あるじゃない。
やってみて。」

クルクル?……もうちょっと言い方はないのかな。

「え、ああ……いいわよ、わかったわ。」

くすりと微笑むナギ姉。
そして、器用に包丁を動かしだす。

そのよく研がれている刃に反射する光が、なめらかに動き、
下を見ると、赤い皮が細長い形でまわっている。

どうしたらあんな芸術作品をつくれるのだろうか。
今度ご教授願いたい。

そんなことを考えてると、リンが眼をキラキラさせているのが見えた。

……双子ってホントに相手の気持ちが手に取るようにわかるなあ。
いや、俺の気持ちは伝わってないな。うんうん。
……というのはおいといて、

では、リンが言ったとてつもなく無謀なセリフを特別に公開しよう。
これだ。

「私も、やってみたい!」

……無理に決まってるだろ。