二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.40 )
日時: 2010/05/24 09:59
名前: *yuki* ◆R61No/hCwo (ID: yjS9W/Zh)

*みんなで演劇☆*


「……ひまだわ。」

みんなで夕食を食べてると、急にリンがなんか言いだした。

「みなさんひまだと思いませぇん?
なにも変わらない日常…ああ、せっかく私というアイドルがいるのに、全然スカウトも来ないしぃ…」

うぬぼれすぎ。

「だから、この退屈な日々をぶち壊すような面白いことを、みんなさがしてぇ!」

ね、おねがい(はぁと)と語尾にハートをつけるリン。(記号をつけると文字化けしてしまった…)
もう俺たちにぶりっ子やってもしょうがないだろ。

「あ、じゃーさー!」

「!なんかいい案があったぁ?ミクお姉ちゃん!」

どうせまた変なことだろ。
と思ってるのが手に取るようにわかるぞ。
しかしお前だって充分変なことを言っている。

「みんなで劇やらない?」

………。

予想以上に変なことを言い出しやがった。

「え…っと…ど、どういう意味?ミクお姉ちゃん。」

「うん、だから、みんなで劇やんの。」

さっきとほぼ同じ言葉だよ、ミク。

「ほら、ニコニコとかでいろんな私たちの動画があるし…
あーいう歌を劇にしたら面白くない?」

世界観をぶち壊すな。頼むから。

「ほ…他に意見、ない?ない?!」

必死そうだなリン。まあ劇じゃお前の欲望は満たされんわな。

「それでいいんじゃない?
あたしは酒を飲めれば全然かまわない☆」

「ミクちゃんが楽しければいいんじゃないのかなぁ。」

「まあまあ。どうせミクちゃんの意見が通るんですから…今までの経験でわかるでしょう?リンちゃん…」

「…私は、みんなのやりたいこと、するよ。」

超適当な意見ばっかじゃねえか。なんだこれ。

「れ…レンは?!」

「うん。俺は普通に反対だけど、多数決的にミクの意見がとおるんじゃねーの。」

もう俺慣れてきたからさー…
あきらめ癖がついてきました☆

「じゃあそれでいいよね!」

にこっとするミク。なんかツッコミがめんどくさくなってきた。

「………わかったわよ……。」

だいたいボカロ家の話し合いは、こんなふうに終わります。