二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.426 )
日時: 2010/06/14 20:16
名前: *yuki* (ID: yjS9W/Zh)
参照: 実は終わってないけど勉強なんてもうしない テストは22

ひらひら、と葉っぱが舞い落ち、赤茶色のお湯に浮かぶ。

そんなことが、結構何回も起きた。
風、少し強いものね……。

「あの、リンさん。
どうしたんですか?顎まで沈めちゃって……」

アイさんの言うとおり、リンさんは口ギリギリまでお湯に浸かっていた。

「べっ、別に……温まりたいからよ、いいでしょ!」

そう言ってプイッと横を向くリンさん。

「…………それにしてもさぁ、メイコもルカもすっごい胸あるよね、どして?」

「えっ?」

ミクさんが唐突に、無邪気に言った。
…………もうちょっと考えましょう。ね?

けれどミクさんはまだまだ止まらなかった。

「でもリンは無いよね、レンと同じぐらい。
さすが双子だn「うるさぁあぁああぁい!!!!」

ボコーン。

ミクさんはリンさんに顔面パンチをくらい、見事に沈んだ。

可哀想だけど自業自得だと思うわ。







「むむむ胸なんてねっ、ただの脂肪よ脂肪の塊なのよっ!
人類には必要ないのー!!」

着替えながら思いっきり叫ぶリンさん。
ちなみにミクさんはアイさんに運ばれていきました。

「まあまあ……でも胸がなかったら子育てできないよ〜。」

それ、慰めになってるのかしら、メイコさん。

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

リンさんはメイコさんには何も言わず、
無言でドアを乱暴に開け、行ってしまった。

やっぱり、あんなこと言われたくないわよね……。
しかもミクさんは結構ある方だし。

「クスクス、まあスレンダーでいいと思いますけどね」

……ルカさんは相変わらず怖いわー。

「まあ、とりあえず帰りましょう。」

やりたいこともたくさんあるしね。

「あーでもアタシまだ着替え終わってないからー」

「私も」

「あ、そうですか……」

じゃあ先帰ってます、と告げ、ドアに向かうと、
ランさんが慌てたようについてきた。

「あっ、わわ私、大丈夫ですっ、一緒に帰りましょっ」

「ええ、わかったわ。」

……ホント、いつもなら、ランさんとっても可愛いのになあ……
あの豹変ぶりといったら。

クスッと笑うと、
ランさんが「?」という眼で見ていた。

「なんでもないわよ、ゴメンなさい」

笑いをこらえながら、脱衣所をあとにした。