二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.477 )
日時: 2010/06/22 18:21
名前: *yuki* ◆R61No/hCwo (ID: yjS9W/Zh)
参照: 期末テスト終わったぁー!!!!!

パコン。
ポコーン。
ビシン。
バシン。
ドゴーン。
ズガアアアアアアンン

……いや、ちょっと待て。

なんだ途中からのこの効果音。
なんで卓球やってるのにそんな音がするんだよ。オイ。







……そう、俺たちは卓球をしていた。
「やっぱ温泉旅館といえば卓球!というわけで来い!」
と、リンに返事をする暇もなく連れていかれて。

ちなみに、ルカ姉さんとナギ姉は、散歩にいった。
うん、来なかったのが正解だ。

なぜならこのひどい有様を見なくてすんだからである。







30分ほど前。

そのころは平和だった。
楽しかったよ、ああ。

案外アイが上手くて、みんなに褒められて照れてるアイが可愛かったりと、……うん、それで。

ランのリボンが取れたんだなあ。
暴走だよ、暴走。

しかもなんかいつの間にかメイコ姉が酒飲んでたし。
飲酒禁止令だしてやろうか今度。
……いや、絶対破るか。堂々と。

で、カイト兄に球があたりまくり。
主に顔面に。

しかものしかも、ユキさんまでいて、
ラケットではなくトロンボーンで球を打ち、絶大な破壊力をもった弾丸がカイト兄の腹に炸裂。

血を吐くんじゃなかろうか。
っていうかなんで避けようとしないんだろう。

馬鹿だ。馬鹿だ。っつかこいつら全員馬鹿だ。
いや、俺も馬鹿になっているのかもしれない。影響されて。

……で、まあ、いろいろ壊れた。
器物破損だな。うん。
当然弁償。あっはっは。誰が払うんだいその金は。

……うん?

いや待て、ここに旅館の従業員と親戚の奴がいるじゃないか!!

「なあ、ユキさん、モミさんになんとか話しつけt「ギャアアアアあいつ来たあああ!!!」

え。

ユキさんの……もう敬称つけなくていいや。つける価値なし。失礼だけど。
ユキの目線の先には、鬼のような形相をしたモミさんの姿が。

「ユ〜キ〜〜〜〜〜!!!!!!!」

鬼です。まさしく鬼です。オーラから鬼ですっつか閻魔の大王です。

「ち、違う、私なにもやってないもんね、やったの全部この人たちだもん!」

ちょ、なにその言い訳。
確かにメイコ姉たちがほぼ犯人だけど!

「……本当かしら?みなさん」

でなんで騙されるんだよなんで矛のような視線が俺に突き刺さるんだよ

「ちょっと、来ていただけますよね……?」

いえ、無理です。

というわけで俺は逃げた。
全員が逃げた。命の危険を感じたのだ。


……あれ?
誰か一人忘れてる気が。
まあいいや、どうせ問題ないだろう。

「ギャアアアアアアアアアア」

悲鳴が聞こえたが幻聴だ、幻聴。
俺は無視するんだZE★




という感じで卓球は終わった。
え、弁償?
モミさんが怒りを鎮めてなんとかしてくれたよ、めでたしめでたし。とさ。


……まだまだ事件は続くけど!