二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.85 )
日時: 2010/05/25 20:10
名前: *yuki* ◆R61No/hCwo (ID: yjS9W/Zh)

ふう…。

食器のあとかたづけ。(ご飯のシーンすっとばしたのはめんどくさいから☆((死ね

流しにさげてくれた人(ルカさん、カイトさん)と、
そのままテーブルにおいていく人(リンさん、メイコさん)がいる。

「悪いな。あいつら、食器さげろって何回も言ってるのに、全然聞いてくれなくて…」

「う、ううん!レン君が手伝ってくれてるから…。
大丈夫!」

「そうか?ま、あとでちゃんと注意しておくよ。」

食器を洗いながら言うレン君。

関係ないけど、私、水を使う仕事って好き。
自分の心の汚いものも、一緒に流れていく気がするから。

蛇口からでる水の音が、滝のように聞こえる。
変わった感覚、って、思っていいわよ。
でも本当に、そう感じるの。

きれいになったお皿。
私もあんな、真っ白な心だったら…。

…ああ、でも、人は少しの色…個性があるから、美しいのかもしれないな。

「ナギ姉、こっちは終わったよ!」

ビクッ。私、よく考え事してるから、急に話しかけられると驚いちゃうのよね…。

「え…ええ、私も終わったわ。ありがとう、レン君。」

最後の食器をふいて、戸棚にしまう。

…部屋に戻って、昨日買った本の続きでも読もうかな。

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

は〜っ。

予想を裏切るラストだったわ…。
値段以上の面白さ。買ったかいがあったわ。

満足な気持ちと共に本をパタンととじる。
あっ、中のしおりをぬきとらなきゃ…。

お花見にいったとき、拾った桜の押し花。

…あのとき、レン君たち、何話してたのかしら…。

かえってきたリンさんの頬が、ちょっと紅かったけど。

まあ、そんなこと考えたってどうしようもないわね。

そろそろ散歩にでかけなきゃ。

ネコちゃんたちが待ってるわ。