二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ家の毎日【VOCALOID】 ( No.86 )
日時: 2010/05/25 20:50
名前: *yuki* (ID: yjS9W/Zh)

外にでると、春の空気が充満してるのを肌で感じる。

…そろそろ桜も散るころね。

少しの間だけ、きれいな花を咲かせ、あっというまに散っていく。

夢ってはかない。

いつのころからだろう。
桜を見ると、そういうふうに思うようになったのは。

「ミャ〜」

「!あっ…ミルクちゃん…。」

ミルクちゃんは最近生まれた子猫。
かわいい白猫だ。

澄んだ緑の瞳をじっと見る。

「…ミルクちゃんも、桜、きれいだと思うでしょ?
でもね。
でも…夢と一緒。
もっと見ていたくても、すぐにおわってしまう。
…だから、私は…」

ハッ。いけない。

なに話してるのかしら…。ネコ相手に。
こんな無邪気な子猫には、関係ない話じゃない。

「ミャー」

ミルクちゃんは向こうにいってしまった。
私に呆れちゃったのかしらね…。

   〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

あのあと、近くのネコのたまりば…
駐車場にいって、ひなたぼっこしているネコちゃんたちと遊ばせてもらった。

今日は本当にいい天気だもの。
気持ちよさそうだったなー…。

……………。

!やだ、もう12時!?
お昼ご飯の支度しなきゃ。

どうしてもさがってしまうまぶたをこすって、
ベッドから飛び起きた。